女性の就業率が上がってきた。
女性の社会進出、大いに喜ばしい。
ただ、ショッピングセンターには大きな影響を及ぼす。
それは平日昼間のお客様が減少すること。
1週間は7日しかない。
この7日のうち、平日が5日、土日で2日。
ということは、平日が、7分の5を占めるということ。
SCの売上は、この7分の5をどうやってマネジメントしていくのか、ここが重要なポイントとなる。
特に郊外のSCは、平日の夜の集客は難しいから昼間いかに顧客に来てもらうか、ここに腐心する。
これまで専業主婦率の高い日本では、この平日昼間のターゲット顧客はここに照準を当ててきた。
しかし、これからはそうはいかなくなる。
平日昼間に来ることが出来るのは、
1.減りつつある専業主婦
2.育休中のママ
3.平日お休みの方
4.学生
5.リタイヤされた方
6.その他
である。
ショッピングセンターのターゲットはファミリーや専業ママを対象に品揃えやサービスメニューなどを考えてきた。
でも、これからはもっとターゲットの幅と多様性を考えないといけなくなる。
ただでも人口が減る社会。
商圏の特性を考えて画一的なターゲット像ではどんどん難しくなる時代に。