SCアンドパートナーズ

VOL.1069 「2025年12月の売上高概況」

2025年12月の売上高対前年比は以下の通り

SC +1.8%

百貨店 -1.1

チェーンストア ±0.0

全体に低調だったようです。

【日本ショッピングセンター協会】

・冬物衣料の不振を他業種で補い、前年を上回る前年同月比伸長率 +1.8%

<全体概況>

・ 12月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+1.8%となった。

・ 気温が高かったことで冬物衣料が苦戦したが、雑貨や食料品、飲食で売上げを補い前年を上回った。

・立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+3.3%、周辺地域は同+1.2%となった。

・中心地域はリニューアルやテナント入れ替え効果のあったSCがとくに好調だった。

・周辺地域はテナントの退店があったSCやインバウンドの来館が減少したSCが伸び悩んだ。

・業種別にみると、「ファッション」は気温が高かったことで冬物衣料が苦戦した。

・「雑貨」はキャラクター雑貨のほかギフト・年賀需要の季節商材が好調だった。

・「食料品」はクリスマスや正月の手土産需要が堅調だった。

・「飲食」は、忘年会利用などで全体的に好調だった。

・「サービス」は、シネマやリラクゼーションが好調だった。

・ 年末年始の動向としては、レジ客数・売上高・客単価ともに前年より増加したSCが多かった。

・年末は、生鮮食品を中心に好調だった。

・年始の初売りでは、雑貨・食料品・飲食の低価格帯福袋が人気だった。

【百貨店協会】

1.売上高総額  6,542億円余 -1.1%(5か月ぶりマイナス)

【特 徴】

・12 月の売上高(1.1%減)は、5か月ぶりに前年を下回った。

・休日数日曜1日減に加え、インバウンド売上が前年を大きく下回ったことが影響した。

・国内売上は宝飾、時計等の高額品が好調に推移し、5 か月連続でプラスとなった。

・おせちやクリスマスケーキ等の季節商材も堅調だった他、長期連休となった年末商戦は食料品を中心に活況を呈した。

・インバウンド(免税売上):売上高519億円(17.1%減/2か月連続/シェア7.9%)、購買客数50.0万人(16.7%減/2か月連続)と共にマイナス。

・国別では、中国は訪日渡航自粛要請も影響し、売上・客数共に約4割減少。

・台湾、タイ、マレーシアは伸長。

国内市場:0.6%増(シェア92.1%)と5か月連続でプラスを維持。

・10都市は1.9%増(仙台、広島、福岡を除く7地区プラス)。

・地方(10都市以外の 7 地区)は衣料品が振るわず 3.5%減(全地区マイナス)と苦戦。

・都市(10都市)[免税売上含む]: 国内好調もインバウンド売上減をカバー出来ず5か月ぶりマイナス。

・3地区(名古屋、横浜、神戸)対前年プラス。

・美術・宝飾・貴金属は二桁増と伸長。

・地方(10都市以外の7地区)[免税売上含む]: 全地区マイナスとなり2か月連続減。

・東北は地震による一部店舗の休業等もあり二桁減。金製品や時計好調で美術・宝飾・貴金属二桁増。

・商品別:主要5品目のうち、雑貨のみ対前年プラス。

・衣料品は、平年に比べ気温が高く、冬物重衣料の動きは鈍かったが、ニット等今着られるアイテムは好調。

・時計は一部ブランドで価格改定前の駆込みが見られた。

・アクセサリーはシーズン需要もあり好調。

・食料品は価格高騰により生鮮食品は低調も、菓子や惣菜は好調に推移。

百貨店協会はいち早く年間売上高の発表をします。

コロナ禍以降、伸長していましたが、2025年は前年(5,772,206百万円)を下回りました。

【チェーンストア協会】

※会員企業数 46社 / 店舗数 9,479店

※総販売額 1兆2,688億円 (店舗調整前) 97.4% (店舗調整後) 100.0%

<部門別の概況>

・食料品 8,821億円 (店舗調整前) 98.2% (店舗調整後) 101.2%

・衣料品 544億円 (店舗調整前) 82.2% (店舗調整後) 93.1%

・住関品 2,619億円 (店舗調整前) 98.3% (店舗調整後) 98.2%

・サービス 25億円 (店舗調整前) 84.7% (店舗調整後) 81.2%

・その他 676億円 (店舗調整前) 98.6% (店舗調整後) 98.5%

・令和7年12月度は、食料品は節約傾向が続き買上点数の減少は続いているが、店頭価格の上昇により販売額をカバーした。

・衣料品は気温高の影響、住関品は節約志向からともに動きは鈍かったが、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった。

以上

この記事を共有する

CONTACT USお問い合わせ

これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-