今年もSCビジネスフェアが開催されました。

ここで感じたのは、
①デベロッパーとテナントが減り、サポート企業が増加したこと。
②新規開発が減り、既存の施設のインフォメーションが多かったこと。
③日本のショッピングセンター運営は、複雑し過ぎてはいないか(やり過ぎではないか)
です。
①は、近年のITブーム、ネット技術の進化に伴い、デジタルサイネージ、人流解析、ロボット、DX、顧客管理システムなど多種多様なサービスや製品が開発され各社から多くの提案がなされました。(私の理解を超えるような高度な技術が目白押し)
②は、工事費の高騰や人口減少により新規開発の延期や中止が重なり、展示内容は、既存施設のPRだったり、比較的小規模な物件が多かった印象でした。これも周知の通りです。
そして、③は、我々は、SCの運営を複雑にし過ぎたのではないだろうか、ということです。
そもそも不動産賃貸業のSC、家賃ビジネスだったものを、あたかも小売業のようにマーケティングやシステムなどを高度化して取り組むことを希求してきたけど、ここまで工事費が高騰する中、既存施設にどれだけ資源を投入しても利益の増加分は大きくはないはず。
むしろ、経費がかかる方向にこの会場の展示は誘導しているし、SCに従事する方も新規物件がないため、既存施設の運営管理に傾注し、新たなシステムに意識が取られ、本来のコンテンツであるテナントをリーシングすることにエネルギーをかけていないのでは?そんなことを感じました。
これは、2000年以降、運営管理専業のPM会社の台頭も要因かもしれません。
そして、人口減少です。
今の50代は200万人生まれていました。
でも、昨年の出生数は70万人を切り、この先、3分の1になる。
これを前提にもっとSC運営管理をシンプルに人や金を掛けずに出来ることを考えなければいけないのではないか?
人口減少時代に向けてギアチェンジをする時期ではないか?
SCの全盛時代「マーチャンダイジング・デベロッパー」「ノンリテーラー・マーチャンダイザー」と表現されたSC事業者達の機能も変わったはず。
こんなことを感じながら会場を後にしました。
もう少し、整理できたら、DSC(ダイアモンドチェーンスト)に寄稿します。