2025年10月の業態別売上状況(前年同月比)は下記の通り
SC +6.3%
百貨店 +4.3%
チェーンストア +2.0%
3業態ともにプラス
コロナ前(2019年)との前年同月比の推移

直近1年の前年同月比の推移
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各業界団体からの発表は以下の通り
【日本SC協会】
月後半の気温低下により秋冬衣料が好調
前年同月比伸長率 +6.3%
<全体概況>
・ 10月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+6.3%となった。
・月後半から全国的に気温が低下したことに加え、館のポイントアップ施策などの効果により秋冬衣料が稼働し、前年を上回った。
•・立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+8.1%、周辺地域は同+5.5%となった。
・中心地域は販促施策やイベント開催が売上げにつながった。
・中心地域・大都市では、インバウンド客による高単価商品の稼働がみられた。
・周辺地域は館内外でのイベント開催により来館増となったSCや、秋冬衣料が稼働したSCで売上増となった。
・ 業種別にみると、「ファッション」は月後半の気温低下により秋冬衣料が稼働した。
・「雑貨」はキャラクター商品のほか、気温低下により防寒アイテムが好調だった。
引用元(日本SC協会HP)
https://www.jcsc.or.jp/wpjcsc/wp-content/uploads/2025/11/sales2025.10.pdf
※日本SC協会の発表内容は、相変わらずGMSからの発表のようです。ショッピングセンターは不動産業だから、例えば、エリア別、規模別、形態別の稼働率、空室率、投資利回り、キャップレート、賃料動向などを集計して欲しいところです。
【百貨店協会】
1.売上高総額 4,668億円余
2.前年同月比(増減率)
(1)全 国 4.3%(3か月連続プラス)
①10都市(10 地区) 5.5%(3か月連続プラス)
②10都市以外(7 地区) 0.1%(2か月ぶりプラス)
(2)国 内 3.9%(3か月連続プラス)
(3)インバウンド(免税売上) 7.5%(8か月ぶりプラス)※
・10 月の売上高は 4.3%増と 3 か月連続で前年実績を上回り、入店客数も 2.2%増と 2 か月ぶりにプラス転換した。
・インバウンド売上が 7.5%増と 8 か月ぶりにプラスとなった他、国内売上も好調に推移した。
・月下旬以降の気温低下に伴い秋冬物衣料品が好調に推移したことに加え、化粧品や時計・宝飾等の高額品を含む雑貨と身のまわり品が伸長し、全体を押し上げた。
・インバウンド(免税売上):国慶節休暇(10/1~10/8)による客数増もあり、売上高 546 億円(7.5%増/8 か月ぶり/シェア 11.7%)、購買客数 56.4 万人(8.9%増)と、共に 10 月として過去最高を記録。
・為替相場が円安基調に振れ、ラグジュアリーブランドのバッグ等、身のまわり品が好調に推移し、一般物品が 5.5%増と 8 か月ぶりにプラス。
・化粧品、食料品を含む消耗品は 19.1%増と二桁増。
・国別では、中国、台湾が売上、購買客数共にプラス。
・国内市場:3.9%増(シェア 88.3%)と 3 か月連続プラス。
・10 都市は 5.1%増(福岡を除く9地区プラス)と3か月連続増。
・地方(10 都市以外の 7 地区)は 4 地区(関東、近畿、中国、四国)プラス。
・都市(10 都市)[免税売上含む]: 全地区で対前年プラス。
・インバウンド需要と高付加価値商材等が牽引。
・地方(10 都市以外の 7 地区)[免税売上含む]: 中国、四国など 4 地区で対前年プラス。
・美術・宝飾・貴金属は二桁増。
・都市と地方の差は、前月より 3.0 ポイント改善。
・商品別:主要 5 品目は全て前年実績をクリア。
・主力の衣料品は、月前半は高気温で秋冬物衣料品が苦戦したが、後半はセーターや、コート等のアウターが稼働。
・身のまわり品はインバウンドや外商顧客等、国内外共に好調で 9 か月ぶりにプラス転換。
・化粧品はインバウンドで国内ブランドの複数買い等が見受けられた他、国内もスキンケア商品等人気で好調。
・食料品は価格高騰影響で生鮮食品は前年割れだが、菓子は国内外の手土産等ギフト需要増で伸長。
・秋の味覚を取り揃えた物産展等の食品催
引用元(百貨店協会HP)
https://www.depart.or.jp/store_sale/files/202510zenkokupp.pdf
※インバウントと高額品、いつから百貨店はこうなってしまったのだろう。もっと国民に寄り添う商売だったのではないだろうか。
【チェーンストア協会】

引用元【チェーンストア協会HP)