SCアンドパートナーズ

VOL.1049 「商業動態統計に見る売上高の推移」

経済産業省が発表する商業動態統計のうち、ショッピングセンターに関係する数値を集計しました。

概ねコロナ禍前の2019年は捉えた感じに見えます。

ただ、2019年比を超えても、4年間の成長無しということですから喜んでもいられませんね。

この中で一番伸びがあるのは、「飲食料品小売業」

生活に一番近いところは、はやり強い。

一方、衣料品は優れません。

人口減少、少子高齢化、年金生活者の増加、トレンドに興味を示さない価値観、衣料品単価の低下、気候変動、賃金の伸び悩みと、理由はたくさん挙げられますが、このまま行けば衣料品と言うのは、一部の大手企業以外は、「こだわり」の「ニッチマーケット」になる。

そんな予感さえします。

昔、洋服は仕立て屋によって作られていました。

それがいつしか「つるし」と言われる既製服が席巻し、マスマーケットに躍進、生産の海外移転と大量生産、大量消費、トレンドを煽る売り方とセールによる処分の時代を過ごしてきました。

でも、最近では、ネットの利点を生かしたD2Cのような受注生産やマッチングによるリ・セールの仕組みも登場し、生産から販売、そして回収まで、プロセスを管理する業種に。

時代は巡るのか、新たな時代なのか。

車もガソリン車からハイブリッド、EVと多様化が進み、銀行も店舗からスマホに移り、タクシーもいずれ海外のようにUberやGrabのようなライドシェアが普及するでしょう。

色々、ビジネスが変わってきましたね。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-