経済産業省が発表する商業動態統計のうち、ショッピングセンターに関係する数値を集計しました。
概ねコロナ禍前の2019年は捉えた感じに見えます。
ただ、2019年比を超えても、4年間の成長無しということですから喜んでもいられませんね。
この中で一番伸びがあるのは、「飲食料品小売業」
生活に一番近いところは、はやり強い。
一方、衣料品は優れません。
人口減少、少子高齢化、年金生活者の増加、トレンドに興味を示さない価値観、衣料品単価の低下、気候変動、賃金の伸び悩みと、理由はたくさん挙げられますが、このまま行けば衣料品と言うのは、一部の大手企業以外は、「こだわり」の「ニッチマーケット」になる。
そんな予感さえします。
昔、洋服は仕立て屋によって作られていました。
それがいつしか「つるし」と言われる既製服が席巻し、マスマーケットに躍進、生産の海外移転と大量生産、大量消費、トレンドを煽る売り方とセールによる処分の時代を過ごしてきました。
でも、最近では、ネットの利点を生かしたD2Cのような受注生産やマッチングによるリ・セールの仕組みも登場し、生産から販売、そして回収まで、プロセスを管理する業種に。
時代は巡るのか、新たな時代なのか。
車もガソリン車からハイブリッド、EVと多様化が進み、銀行も店舗からスマホに移り、タクシーもいずれ海外のようにUberやGrabのようなライドシェアが普及するでしょう。
色々、ビジネスが変わってきましたね。