今週は、企業のインバスケット研修でした。
インバスケット研修の講師を務めるのは2回目
1泊2日の密度の濃い時間を過ごしました。
インバスケット研修のインバスケットとは、昔、机の上に置かれた「未処理箱」のこと。
こんなイメージです。
確かに、パソコンが普及する前は、メモや伝達を紙で伝えていたので、机の上にこんな箱が置いてありましたね。
朝、出社すると色々処理しなければならない稟議や伝票やFAXが重なっていました。
インバスケット研修は、この重なった書類を処理していくゲーム感覚の研修です。
進め方は、架空の人物になり、制限時間の中でここに積まれた書類を処理していきますが、今回は、送られてきたメールへ対応します。
自分を取り巻く上司、同僚、部下、取引先からの報告、連絡、相談、要望、要求など色々なメールが届いているので、それを処理していきます。
ルーツは、アメリカ空軍で開発されたものと聞いたことがありますが、真偽は分かりません。
この研修を受けることで、自らの判断基準や抜け落ちていた視点も分かり、主体性や柔軟性を高めることに役立つので、多くの企業で教育・研修ツールとしても使われているようです。
制限時間があることがやはりポイントで、かなりなボリュームがある処理案件に対峙した時、その方の本質が出てくるようです。
なので、予め、この研修の内容を知ることなく、純粋に受けた方が自らの真の姿が分かって良いと思います。
受講する方の年次によって、基礎力を高めたり、マネジメント力を高めたり、目的は異なるので、その汎用性は高いようです。
今回は70名とかなりな人数の受講者でしたので、色々な意見が出て、私もとても勉強になりました。
グループワークも随時挿入するプログラムになっているので、全員参加、これもリアルならではの醍醐味です。
そして、皆との会話も多いので、社内ネットワークの構築にも役立ち、ショッピングセンター企業のような施設が点在していたり、施設によって業務の進め方が異なっていたり、普段顔を合わせない方も多かったりするので、こういった集合したリアル研修の価値は高いですね。
受講者の皆さん、お疲れ様でした。