SCアンドパートナーズ

VOL.1082 「電柱の無い街並みに憧れる」

日本で暮らすと当たり前のように感じている電柱と電線

それがヨーロッパに来るとまず見ない。

だから空が広く清々しい。

以前、土地区画整理事業の仕事をしていた時、この無電柱化に取り組んだことがある。

その時は相当な軋轢があった。

一番大きかった声が「管理しにくい」

要は無電柱化は、電線を地下に埋めることになるから埋設管や管理用のマンホールや地上での管理盤などの設置や施工になる。

電柱にしておけば、架線もすぐ出来るし、地下に潜ることもない。

だから、日本の道路の上を見ると、電気、電話、CATV、有線など、無数の線が空を覆っている。

まるで、電化製品の裏蓋を開けた時のような状態。

管理、経済合理性 vs 街並み、景観

日本は高度経済成長を優先し、失ってしまった心は多いような気がします。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-