SCアンドパートナーズ

VOL.1074 「商業施設の店舗の営業時間は統一すべきか問題」

2024年7月31日に開業した「バルチカ03」(イノゲート)

内覧会後、行っていなかったので、先週、ランチ時間と夜の時間、それぞれ見に行きました。

面白かったのが、ランチ時間


行列が出来ている店もあれば、仕込み中の店もあれば、閉まっている店も。

施設の方に聞くと、「自由」なんだそうです。

お店の特性に合わせて、お店の判断で営業時間を決める。

ランチの得意な店はランチをやればいいし、夜のアルコール時間が得意な人は夜から開ければいい。

3時から開ける店もあれば、お盆休みにしている店もあり、本当にバラバラ。

考え方は、「施設の営業時間を統一するために無理やり開けてもらうことの方が店のためにならないし、利益も減るから適正な時間での営業が良い」と。

でも、この状態でお客様から特にクレームも無いとのこと。

ただ、HPへの掲載があるので、事前に届けてもらうそうです。

海外のSCに行くと、朝はバラバラ開くし、夜もバラバラ閉まる。

特に気にならないから、これまで統一の営業時間に拘っていたのは日本だけなのでしょうか。

6月に行ったニュージーランド・オークランドのシルビアパーク

ここでも「40分後に戻ります」の貼り紙で閉めている店舗もあり。

アミュプラザ大分でもこの春からフレックスタイムが導入されました。

人出不足もあり、店の事情もあり、施設側の顧客対応の視点もあり、何が正しいのか、賛否両論だと思うこのテーマ。

でも、流れは「自由」の方を向いていそうです。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-