今週は、SC経営士会主催のCoCoLo新潟の視察研修会に参加しました。
場所は、ホテルメッツ新潟
SC経営士の集まる「SC経営士会」では、定期的にこういった勉強会が開催されています。
CoCoLo新潟の店長から開発の経緯や施設への想い、創意工夫など、貴重な話を伺いました。
店長もSC経営士の一人です。
今回の新潟駅の開発は、相当の期間が掛かっています。
その理由がこれ
(新潟市㏋より https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/ekisyu/renzoku/renritsu.html)
元々、高架を走る新幹線のホームと在来線のホームの高さが異なることで乗り換えに時間がかかることや、鉄道による街の南北分断を解消するべく、在来線を高架化。
その際、線路の本数も減らしたと聞いています。
鉄道を上げるには相当の時間がかかりますよね。
そして、今回、驚くのは鉄道を跨いで設置される駅前広場(バス乗り場等)
南北の広場がつながり、バスの往来が可能に。
これが現在の写真です。
こちらが計画図。
バスベイの形がいわゆる「新型バスベイ」
のこぎりのように歩道をギザギザにしてバスを左寄せで停め、発信は右へハンドルを切り、出発する形状です。
これはたまプラーザテラスの北口の駅前広場のバス停でも採用した形状ですが、こんな話を皆の前で話したら笑われました。ちょっとニッチな話題ですね。
そんなこんなで、鉄道の連続立体工事による踏切の解消、街の南北の一体化、バスターミナルの改修、そして、来年度完成予定の駅前広場と駅ビルを作るだけではなく、街の大改造という感じです。
そこに出来たのが、CoCoLo新潟。
そのため商業施設としての構造は、残念ながらスッキリとした形ではありません。
これは鉄道駅の宿命かもしれません。
それでも、その形状をうまく使って、建築デザインがされ、新潟ならではの地域性を大切したMDもふんだんにあり、地元の方も旅行者も出張者もそれぞれが楽しめる施設に仕上がっています。
知らなったのですが、ハッピーターンで有名な亀田製菓は新潟の会社
ということで、直営店で出店。
ここでしか買えないハッピーターンもあり、賑わっています。
こちらも地元で有名なお菓子屋さん
人気商品は、売り切れになるそうです。
そして、このHUBはエチゴビールとのコラボ。
エチゴビールは地ビール1号だったそうです。
館内を歩いていて気になったのが、この湾曲した動線
商業施設ではあまり採用しない動線計画
館内はこんな感じ。
意図を聞いて見ると、「信濃川をイメージ」したデザインだそうです。
やっぱり、担当の方に話を聞くと聞かないではまったく違いますね。
そして、今回も「ぽんしゅ館」へ(こちらは以前からあった施設)
入口で500円を払って「おちょこ」と「コイン5枚」をもらいます。
このコインを飲みたい銘柄のところへ投入
ボタンを押すとおちょこ一杯分のお酒が出てきます。
コイン1枚で飲めるものもあれば2枚必要なものもあります。
新潟の日本酒を楽しめます。
今はまだ工事中のところもあり。
来年度、駅前広場が完成予定ということなので、その頃、また行きたいと思います。
完成後を解説する動画
https://youtu.be/i1_UPeGqR54