SCアンドパートナーズ

VOL.1098 「SCアカデミー第17期修了式、第18期開講式が開催されました」

4月5日、SCアカデミーの第17期修了証授与式と第18期開講式が行われました。

場所は、ホテルメトロポリタンエドモント飯田橋

このSCアカデミーがスタートしたのは2007年

当時の専務理事だった大甕聡さんの「将来の経営者を育てたい」という意思の下、始まりました。

私は縁あって第1期から携わらせていただいていますが、18年という年月は大きく変化しました。

スタートした2007年と言えば、まだスマホが無い時代

もちろん、SNSも無い時代です。

そう考えると社会はこの18年で大きく変わりました。

そして、その後、リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍と大きな出来事がありましたが、その中でもショッピングセンター業界に大きく影響したのは、「不動産の流動化」と「ECの台頭」の2つが挙げられるでしょう。

SC運営が所有と経営に分化されAMとPMという仕組みを生み出し、ECによって物販だけでなく多くのサービスがネットに移り、ショッピングセンター事業は「運営スキームという内部環境」「消費者行動という外部環境」、この両面で大きく変わりました。

その他にも、想定以上に早く進む少子化と人口減少、SNSによる情報コミュニケーション、戦禍によるエネルギー需給のひっ迫、最近では、円安と金利の上昇と物価高と工事費の高騰とインバウンドの増加など18年前には想像もしなかった出来事が立て続けにやってきています。

このような中、私は、このSCアカデミーで「ゼミナール指導」を担当し、受講生たちの論文指導に当たってきましたが、この社会変化を背景に皆の扱うテーマは時代によって大きく変わってきました。

不動産の流動化によるSC運営の難しさ、ECの台頭によるリアル価値の見直し、最近では、SDGsやウェルビーイングなどもテーマに加わり、多彩な論文が生まれています。

そして、今年の最優秀論文賞のテーマは「介護」

ここでも大きく時代を反映しています。

おかげさまで今年の最優秀論文賞は、西山ゼミから誕生しました。

名誉なことです。

2万字の論文は並大抵な努力で書けるものではありません。

惜しくも賞を逃した論文も素晴らしいものが多く、今後に期待を持っています。

今年は第18期。

例年になくたくさんの受講者となりましたが、どんな論文が執筆されるのか楽しみにしています。

共に学ぶ仲間と切磋琢磨。

充実した1年にして欲しいと思います。

※SCアカデミーの概要はこちらからみて下さい↓
https://www.jcsc.or.jp/sc_education/academy

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事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-