仕事柄、企業の若手社員と接することが多い。
そこで良く出るのがワークライフバランスや働き方改革
「仕事はそこそこでプライベートを充実したい」
「お給料は多くなくてもやりがいのある仕事がしたい」
「出世より自分のやりたい仕事がしたい」
すべて、正しい。
でも、そこで感じるのは、「失われた30年の結果かも」、です。
確かに、頑張っても経済は成長しないし、会社はそれほど大きくならないからポストも増えない。
給料も終身雇用で安定し、業界水準から大きく上回ることは無い。
日本は平和だし、街中にコンビニもスーパーマーケットや自動販売機もあって便利。
非常に特殊な国。
日本は、過去30年間、物価も変わらず、金利も無く、現金の価値は変わらない。
昔から飲み会は会費5,000円だし、牛丼も400円で食べれるし。
90年代、韓国に行ったとき、バイト代が時給300円、地下鉄が50円、なんて安いんだろうと思ったのも束の間、今は韓国から日本に来た人が「安い!」を連発する。
30年で逆転してしまったようだ。
最近は、ようやく日本でも物価の上昇も見られ、マイナス金利からの脱出も報じられる。
仮に年8%で物価が上昇したら10年後には価格は倍になる。
ということは、今、手取り30万円でも、10年後には15万円の価値になるということ。
これからの社会は金利がある時代。
物価も上昇する。
これまでの30年間を過ごしてきた日本人。
特にこれから40年、50年働く若者たちは、これまで違った社会を過ごすことになる。
会社員でいると給料から天引きされる税金と社会保険がいくらなのか把握する若者は少ない。
高齢化社会で、どんどん、税金と社会保障費も上昇する。
そして、金利と物価の上昇。
だから、ワークライフバランスを考えながらも自らの磨くことを忘れずに。
最大の投資先は自分
新NISAでお金の投資と合わせて、自分への投資を怠ることなく、過ごして欲しい。
おじさんはいつも心の中でつぶやいております。