SCアンドパートナーズ

VOL.1071 「すべてのSCは、自らを”単館SC”と考えるべき理由」

「○○○らしく」「ターゲットは20代30代女性」「他者との差別化」「トレンドを発信」など色々な表現はあれど、定義や自らの行動を縛る暗黙のルール、そして過去の成功体験など、そこから抜け出せず、後からの参入であることを忘れた新規開発、結果、商圏から支持されないSCはすくなからず存在する。

でも、すべての評価は誰でもない顧客にある。

新規開業前の内覧会で呼ばれた関係者からの評価を受けても、開業後、顧客から支持を受けなければ成功はしない。

コロナ禍でも、それまで地域に向き合い、地域を大切していきSCは堅調だった。

その多くは「単館SC」

自らを縛る定義はなく、地域の顧客が求めることに真摯に取り組んできた結果がコロナ禍をも跳ね返した。

むしろ、スピード感を持って、市場の変化に対応した。

しかし、自らを縛る定義や暗黙のルールを持つSC達。

会社の規模も大きくなるとどうしても意思決定に時間がかかる。

それが今回のテーマ「すべてのSCは単館SCであれ」につながる。

仮に多店舗展開しているSCでも地域から支持を受けなければならない。

市場変化に対応する意思決定も迅速でなければならない。

コロナ禍でも最高売上を達成するSCがある現実を目の当たりにし、不動産は可動産ではないことを強く感じた。

動けないから「不」動産。

だから、どんなSCも単館SCと考え、地域にとって唯一無二。

支持を受けるSCであり続ける。

人口減少の中、新規性を狙ったマスマーケティングを見直すことが、今、求められている。

そんなことを感じています。

詳しくは、こちらからご覧ください。

第84回 ショッピングセンターは全て単館SCであるべき理由


Explora_2005/istock

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-