「○○○らしく」「ターゲットは20代30代女性」「他者との差別化」「トレンドを発信」など色々な表現はあれど、定義や自らの行動を縛る暗黙のルール、そして過去の成功体験など、そこから抜け出せず、後からの参入であることを忘れた新規開発、結果、商圏から支持されないSCはすくなからず存在する。
でも、すべての評価は誰でもない顧客にある。
新規開業前の内覧会で呼ばれた関係者からの評価を受けても、開業後、顧客から支持を受けなければ成功はしない。
コロナ禍でも、それまで地域に向き合い、地域を大切していきSCは堅調だった。
その多くは「単館SC」
自らを縛る定義はなく、地域の顧客が求めることに真摯に取り組んできた結果がコロナ禍をも跳ね返した。
むしろ、スピード感を持って、市場の変化に対応した。
しかし、自らを縛る定義や暗黙のルールを持つSC達。
会社の規模も大きくなるとどうしても意思決定に時間がかかる。
それが今回のテーマ「すべてのSCは単館SCであれ」につながる。
仮に多店舗展開しているSCでも地域から支持を受けなければならない。
市場変化に対応する意思決定も迅速でなければならない。
コロナ禍でも最高売上を達成するSCがある現実を目の当たりにし、不動産は可動産ではないことを強く感じた。
動けないから「不」動産。
だから、どんなSCも単館SCと考え、地域にとって唯一無二。
支持を受けるSCであり続ける。
人口減少の中、新規性を狙ったマスマーケティングを見直すことが、今、求められている。
そんなことを感じています。
詳しくは、こちらからご覧ください。
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