SCアンドパートナーズ

VOL.1069 「京都高島屋SCに見る建築の難しさ」

京都高島屋SC、敷地の制約による建築計画の難しさと、関係者の苦労を感じながら見てきました。

間にある既存建物を抱き込むように増床。

バーチカルにすると高島屋部分とSC部分がすっきりして見えますが、

平面で見ると配置が良く分かります。

この図で見ると更に分かりますね。

高島屋とSCの間に広く緩衝帯があり、うまく棲み分けがされています。

でも、やはり外壁が多いせいでしょうか、こういった場所が随所に出てきます。

店内に登場する防火扉。

それでも、色温度を変えたり、明度を変えたり、空間に抑揚があり、居心地が良く出来ています。

百貨店とSCもうまく融合。

グリーンも施しながらのアクセント

専門店手法だからのテナントミックス

難しいと言われる京都のマーケットでたくましく増床までやってのける力と、この地形の制約を乗り越えて、完成させた関係者の皆様の苦労を称えたい。

そんなことをずっしりと感じて帰ってきました。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-