近年、インバウンドと呼ばれる外客数が大きく伸び、今年は3千万人にも達しようとしている。
ところが日本からの出国者は減っているらしい。
最近の若い人に聞くと「海外転勤は嫌」と言う人が増えている感じさえする。
内向き志向なのか。
過去、時価総額のベスト10に日本企業も複数社あったものの最近はベスト10にはどこの日本企業が入っていないとか。
この20年で大きく変わってしまった。
バブル期、「Japan as NO.1」と喧伝されていたことが懐かしい。
その当時、日本を売るとアメリカが4つ買える、と馬鹿げた話もあったくらいだった。
この30年で何が起こったのだろう。
と考えていたら、ふと、世界地図のことを思い出した。
我々は小さい頃からこの世界地図を見て育つ。
日本はしっかり真ん中にあって、世界はそこから広がっているよう。
でも、欧米に行くとこれがまったく違う。
と、日本は東の端に追いやられる。
欧米から見ると「極東」
東の彼方にあるジパング。
もし、日本国民もこの東の端に日本のある地図を見て育ったらどうなるのだろうと。
我々のちっぽけさを確認しながら育つのではないだろうか。
でも、もっとすごいのがこれ。
単にひっくり返しただけだけど、もはや、日本がどこにあるのか、分からなくなってしまう。
でも、地球は丸いし、上も下も無いのだから、どれも正しい世界地図。
同じものでも見方を変えるだけでこれだけ違う。
韓国のアイドルたちは日本語や英語が堪能だ。
それは最初から自国だけでなく他国に出ていくことを前提に育てられるからだと。
ゴルフ選手も同じか。
ちょっと脈略も無い話になってしまったが、日本の凋落、どこに原因があるのだろう。