SCアンドパートナーズ

もう一つの「働き方改革」とは。

昨日は徹夜した。
そこまではいかないまでもかなり明け方近くまで作業した。
この歳で明け方までの作業は堪えるが今日が最終報告の仕事なので必然的に。

今回の仕事は商業施設の開発マスタープラン策定業務。
この仕事には3社でチームを組んで取り組んでいる。

1社はマーケティング、もう1社は設計デザイン、自分は事業計画と収支計画策定
それぞれの専門分野を持ち寄っての取り組みだ。

最終的には、立地評価、商圏分析、市場規模算定、開発コンセプト、地域戦略、業態開発、動線計画、ダイヤグラム、配棟計画、パース、MD、ゾーニング、売上算定、収入目論見、収支計画(DCF)、企業の成長戦略までカバーする成果物とした。
かなり広範囲な報告書になるだろう。

最近、こういったその都度、専門分野に強い人が集まって、仕事をすることが増えてきた。

来年夏に開業を予定している商業施設では運営管理計画策定業務で参画している。
このPJは、事業計画は事業会社が行うので、私は開業後の運営形態、テナントとの契約形態と管理、運営システム、営業管理規則、これらの範疇を受け持つ。

別のミックスドユース型開発では、商業ゾーンの監修で参画する。
これは他の用途の結びつきは元より、商業ゾーンの位置づけ、意義、役割、売上、賃料、運営など全般を担当する。

これらすべて、その時の案件の大きさ、求められる成果、スケジュールなどを勘案して、一人で対応するか、チームを作るか、チームに参画するか、その都度、ベストと思われる形で仕事に取り組む。

専門家たちが集まって課題を解決し、成果物を策定する。
アメリカの映画製作に似ているかもしれない。

企業にとってもノウハウすべてを内部化することは難しい世の中。

こういった働き方が出来るようになった理由として、
・ニーズの高まり。
・臨機応変に動けるフリーランスや小さな専門企業の増加
・何よりもこういった働き方に理解を示す企業が増えた
ことが大きい。

仕事の依頼に際して、前例、実績、企業規模、名声などで判断せず、我々に大切な仕事を任せる方たちが増えた。

我々はその負託に応えるため日夜活動する。

早く帰れ!と号令かける働き方改革とは、まったく異なるもう一つの「働き方改革」がここにある。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-