今日は、綜合ユニコム主催のセミナー「GK-TK(合同会社・匿名組合)を中心に学ぶ不動産証券化の理解と不動産私募ファンドの組成実践基礎講座」を受講しました。
会場は永田町の都市センターホテル
講師は諌山哲史氏
綜合ユニコムは、こういった不動産関係のセミナーが充実しています。
今日の内容は、
1 不動産証券化の歴史と動向
2 不動産ファンドの基本
3 不動産ファンド組成の実務
4 社会情勢を踏まえた次代のファンド組成
と、不動産ファンドの歴史に始まり、組成の手法やAMの役割、そして、将来予測まで含めた講義。
とても1回では理解できない内容でした。
思い起こすと2000年以降に関係法令が改正され、2001年、初のJ-REITが生まれてから20年以上が過ぎ、不動産の流動化は多様化、拡大しました。
当時は、不動産を流動化すること、所有と経営の分離、AMとPMの役割分担などが不動産経営の近代化のようにもてはやされ、、流動化することが目的化、ファンドバブルとも言われた時代を迎えます。
(リーマンショックまでの期間、信じられないような環境でした。)
でも、今日改めて講師の話を聞くと、この不動産の流動化はあくまでツール(手法)であり、不動産ビジネスをどうやって成長させていきたいのか、そこに大きく依存する、そんなことを感じました。
講義の中で解説された米国REITのセクター別構成比を見るとそのバラエティさに驚き、民主主義という社会システムであり、カントリーリスクが低いと言われる日本は、ますますこの分野が拡大する。
それを実感した4時間でした。