海老名のビナウォークが、2023年4月26日「地域貢献賞」を受賞しました。
(小田急SCディベロップメントのHPより借用)
この表彰制度は、日本SC協会が策定した「地域貢献ガイドライン」 をもとに地域活性化に取り組み、地域のコミュニティの核として地域住民の生活に欠かせない地位を築いているSCを表彰する賞として 2008 年に創設。
「地域貢献賞」は、その一つになります。
ビナウォークが開業したのは2002年4月。
この時期は、街づくり3法が制定(中心市街地活性化法、改正都市計画法、大店立地法)され、定期借家制度も生まれ、資産流動化法の改正もあり、多くの大規模商業施設が各所で開発されました。
その中で開業したビナウォークは、当時注目されていた「ランブリング」というコンセプトを掲げていました。
このランブリングのコンセプトは、亀戸のサンストリートから始まり、ビナウォーク、小倉のチャチャタウン、サンストリート浜北などに広がっていきます。
今考えると、ショッピングセンターが、それまでの買い場では無く、時間消費や楽しむ場所として変化する転換点だったように思います。
その後、亀戸のサンストリートは、カメイドクロックに生まれ変わりますが、サンストリート浜北とチャチャタウンは現在も運営されています。
このランブリングのコンセプトが気になる方は、ここビナウォークとチャチャタウンを見るといいと思います。
これらの中でビナウォークが他とは異なるのは、まず海老名中央公園という公共公園を取り囲む商業施設として非常に珍しい構造をしていること。
そして、核テナントとしてマルイが存在すること。
加えて、ららぽーと海老名の開業で、海老名の街がますます活性化されたこと。
でも、このビナウォークの特徴は、丁寧に運営がされていることと並行し、ビナガーデンズ(PERCH、TERRECE、OFFICE、住宅)などの開発によって面として街づくりを長きに渡って続けてきたこと。
これに尽きると思います。
単なるショッピングセンターを作るのではなく、街を作る。
その結果がららぽーとと競合しつつも、協力するところは協力し、海老名の街の価値を上げてきた。
ここに鉄道会社ならではの、①地域密着、②街への愛着と貢献、③長期的な視点と投資、この3つが評価された。
そんなことを感じます。
これからも海老名の街を広げていって下さい。
詳しくは、下記リリースから。
cc6834d0318681c11d95bdc7748b5427.pdf (odakyu-scd.co.jp)