このコラムでも大阪市の難波の歩行者空間化について幾度となくレポートしてきましたが、次は「御堂筋の側道の歩行者空間化」です。
(大阪市HPより。)
一部だけど、道路を人に返す。
車道に接道している方の中には「不便になった!」とお怒りの方もいるでしょう。
でも、そうやって利便性、効率性を優先して、経済成長と共に車優先の街づくりを進めてきました。
東京でも日本橋の上空に高速道路を造ってしまうほど、道路整備を急いだわけです。
大阪もたくさんの堀を埋めてしまいました。
でも、今は、地下鉄などの公共交通機関が整備され、一方で人口は減り、高齢化する。
この時代にあって、道路を人に返す活動はとても良いことだと思うのです。
日本でも、昔は道路が子供たちの遊び場でした。
安心して暮らせる街。
それを強く感じたのが昨年シドニーに行ったときに見た光景
道路を閉鎖しています。
そう、ウォーカブルシティ。
シドニーがそうだから日本もそうしろ、と言っているのではなく、日本もそんな時代ではないでしょうか。
日本全国にある歩道橋。
あっという間に全国の道路という道路に出来た歩道橋。
人より車優先。
確かに道路を立体化するより、スピーディに低予算でできたことでしょう。
でも、これでは、車いすも、ベビーカーも、お年寄りも、足の不自由な人も、キャリーケースを持った訪日客も、大変過ぎる。
人に不便をかける公共投資
そろそろやめませんか。