SCアンドパートナーズ

SCとカルチャースクールは似てる?

今日は、カルチャースクールの社員向け研修会で1時間半の講演でした。

依頼の趣旨は、ショッピングセンターのプランニングとカルチャースクールの講座編成作業が似ていることから他業界のプランニング実務を通して自分達の講座編成を考えたいと。

確かに、カルチャースクールは、顧客ニーズに立脚した講座を作り、参加されたお客様から顧客満足を獲得して売上利益を上げていくビジネス。
そして店舗という箱を運営する。

ショッピングセンターも同様に顧客のニーズを捉えたテナントミックスを考え、顧客満足を高め、SCという不動産を運営するビジネス。

カルチャースクールの社員は、自らが講座で教えることは無く、講座を編成する仕事。
SCの社員も自分でモノを売ることは無く、テナントを構成する施設運営業。
ここも同じ。

実はこういった施設運営ビジネスは意外に多い。

スポーツクラブもスポーツ事業ではなく、トレーナーやコーチを雇い、スタジオのレッスン講座を編成し、顧客を集める施設運営業。

椅子貸しをする美容室も同様か。

全て、顧客のニーズを把握して、そのニーズに対応したメニューやサービスや先生や講師やイントラクターを揃えて施設を運営していく。
揃えるものが異なるだけ。

顧客ニーズからかけ離れれば顧客から見放され、顧客満足が上がれば顧客は通い続ける。

全てがマーケティング志向。
でも、顧客ニーズを追いかけ過ぎても発展はおぼつかない。
顧客志向と少しのエゴ。
このバランスが大切。

今日、受講された皆様のヒントになれば嬉しい。
少なくとも私は大変勉強になりました。
ありがとうございました。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-