SCアンドパートナーズ

裏○○は、なぜ面白いのか。

裏難波、裏天満、裏京橋、南船場、こういった街が面白い。
面白い店が、多い。そして次々と新しいお店か生まれる。

それは賃料が安いからこそ。

賃料が安いからこそ、新しい店やチャレンジができる。
若手、新進、皆が面白いことを始める。

ところが、
その街が人気のエリアになると人が集まり賃料が上がる。
そうなると出店出来るのは、コンビニ、ドラッグストア、外食などのチェーン店になる。
決してチェーン店が悪いわけでは無いけど、残念ながらどこもお馴染みの街になっていく。 

そして、大家さんも一度上がった賃料はなかなか下げられない。
30万円で貸したのに、それをまた10万円には戻せない。
すると、今度は、空き家が目立ち、その街は廃れていく。
一方で、その街の裏が盛り上がる。

この連続。

最近、吉祥寺の街に魅力が無くなったと聞く。
このスパイラルに入ってしまったか。

実はショッピングセンターもこの例と同じ現象が起こる。
一度坪当たり3万円で貸した区画を「次は3万円以上で貸せ」、と言明が下る。
投資家から見たら下回るなんて許されない。

本当は、ショッピングセンター全体のためには出店して欲しい企業を泣く泣く諦め、3万円を上回る企業に貸し出す。

これが負のスパイラルの始まり。
ところがそんなに簡単に3万円以上で貸せないから空室が続く。
そして、賃貸出来ても周りとの同質化が進む。
そしてお客様から見放され不振に陥る。
それで取り壊された物件は、1つや2つじゃない。

だから、昔、PMの仕事をしていた時は、身の丈を超える賃料の増加を出来るだけ避けてきた。
所詮、数値なんて前年比が出れば、それが基準値になるだけ。

要は永続的継続的安定的に経営が出来ることが大切。

裏○○を見るといつもそれを思う。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-