SCアンドパートナーズ

VOL.919 「祝 東急新横浜線、相鉄新横浜線、開通」

2023年3月18日に開通した「東急新横浜線」「相鉄新横浜線」に遅きに逸した感はありますが、乗ってきました。(今頃?と、怒られそうですが)


出所:https://www.tokyu.co.jp/railway/service/activity/network/chokutsusen/

東急線は、日吉を出発し、新駅「新綱島駅」を経由して「新横浜駅」へ。

相鉄は、「西谷駅」から分岐して「新横浜駅」へ。

ということで、両線から新横浜駅へのアクセスが格段に向上。

そして、東急線から相鉄線へ、相鉄線から東急線へ、乗り入れが始まりました。

西谷に住む方は都内までの通勤が20分短縮になったとか。

相当のアクセス向上です。

まず「日吉駅」

確か以前から2面4線のホームだったと思うので、その一路線が「新横浜、相鉄線方面」になったようです。

東急線に「新横浜」行と表示されるのは何とも不思議な感じです。

そして、新駅「新綱島駅」まで日吉から一駅。

この新線のために造られた駅です。

ホームは自動ドアは設置されているもののシンガポールのようにホームと線路が完全にシャットアウトされているわけではありませんでした。(少しがっかり)

そして、目を引いたのがこのトンネル。

まん丸です。

ホームが地下4階なので、地上に出るためには3つのエスカレーターを乗り継ぎます。

通勤の方はこの時間を考えないといけませんね。

ようやく地上へ。

まだ駅の上は工事中

でも、マンションは完売御礼のポスター。

ゆくゆく、この新綱島駅と綱島駅はデッキでつながるようですが、今はまだ綱島街道で分断されています。

シニア住宅も出来るようです。

再び新綱島駅の改札に向かいます。

ちょっと気になったは動線上がとても殺風景。

予算がタイトでデザインするための費用が捻出できなかったのか、これから何らかの装飾が施されるのか、それともあえてのこの風景なのか、理由は分かりませんが、もう少し色があっても良いと思いました。

新横浜駅では、「新横浜線」の改札と「横浜市営地下鉄ブルーライン」の改札が向い合せ。

これは乗客にとっては、とても便利。

しかし、市営地下鉄側、いつ造っていたのでしょう。

この新横浜線開業で懸念されるのが、相鉄線の人たちが横浜へ行かずにダイレクトに都内に行けてしまうこと。

これまで横浜駅が終着駅だったのに途中で都内に行ってしまう。

横浜のジョイナスや高島屋の集客力が落ちないと良いのですが。

3月27日に開業した「福岡市営地下鉄七隈線」の博多駅への延伸も人の流れを変えますが、この相互直通も相当のインパクトだと思います。

交通網の変化、これが消費にも就業地にも行楽にも、とにかく社会的なインパクトは大きい。

これだけの鉄道工事と周辺開発、艱難辛苦の連続だったと思います。

ご苦労様でした。

次の注目の新線は「大阪のなにわ筋線」ですね。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-