SCアンドパートナーズ

VOL.918 「買い回る」と「買回品」

先日のセミナーで「買い回り性」という表現に対して、「店舗を買い回ることですか?」と質問が。

流通用語では、「最寄品、買回品、専門品、非探索品」と区別される買回品とは、複数の店舗を回って比較検討して買う商品、例えば家具とか洋服とか靴とか。

最近、洋服は価格が下がったので最寄品に近くなっているが、要はたくさん買うのではなく、しっかり時間をかけて比較して買うものを指す。

だからセミナーで解説する買い回り性とは、いくつかのお店を回って買うような購買行動として説明する。

でも、、、

SCの現場では「買い回りを促進しよう」と言えば、SC内のあちこちのお店で買い物をしてもらうことを指す。

ガラポンとか、スタンプラリーとか。

さて、どちらなのか。

「買い回る」は、「買う」と「回る」が合体した言葉とすると。。。

ここはあまり定義しても仕方ないので、流通用語の「買回品」とSC現場での「買い回り」をしっかり認識して次回から臨みたいと思います。

ご質問ありがとうございました。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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