SCアンドパートナーズ

VOL.889 「羽田エアポートガーデン1月31日開業」

2023年1月31日(火)「羽田エアポートガーデン」がようやくの開業です。

ようやくとは、当初は2020年の開業だったものが、まさかのコロナ禍による開業延期。

施設は完成したのに開業できず。

関係者の皆様、本当にご苦労様でした。

この羽田エアポートガーデンは、羽田空港第3ターミナルに直結。

第3ターミナルからは接続通路で結ばれ、歩いてすぐ。

通路の途中にも店舗が並ぶので、思ったほど遠くは感じませんでした。

しばらく歩くと、ホテルと商業施設に分れます。

ホテルは、ヴィラフォンテーヌ。

この羽田エアポートガーデン内には、多様なランク別にホテルがあり、全部で1700室を超える部屋数が用意されているとか。

外客の訪日が待たれるところです。

商業施設は2階建て。

広場(パティオ)を囲む片側店舗のサーキット形式。

1階はレストランとフードホールなど食が中心。

2階は物販が中心となります。

1階には住友不動産らしくホール「ベルサール」があり、今後、イベント会場として活用されることでしょう。

バスターミナルも整備され、高速バスも発着するようです。

この他にも大型の立体駐車場

羽田空港の駐車場は満車の時が多いので、空港利用者も助かります。

商業施設の感想は、

1 意外に近い。

実はこの場所には開発者選定の頃に関わっていたこともあり、思い出深い場所。

でも、その時は、第3ターミナルからの距離を心配していましたが、住友不動産がうまく整備しましたね。さすがです。

2 店舗数(商業施設の規模)

直結とは言え、第3ターミナルの来場者を中心ターゲットと考えるとそれほど大きな商業床は作れない。

かと言って小さい規模では集客力や魅力に欠ける。

出店するテナントもこの場所で営業するチャレンジ精神が求められる。

投資を回収するための適正な規模。

商業施設は、常にこのせめぎ合い。

実際、開業してみないと分からないことも多く、今後、どのような使われ方がなされるのか。

ここは前例も無いことから、恐らくこれからがスタート。

色々、試行錯誤重ねながら運営していくと思います。

3 ベルサ-ルの壁

何か、理由があったのでしょうか。

ホール正面が壁になっているので、ここにも店舗区画があれば1階の賑わいが増したと思います。

コロナ禍によって多くの商業施設がダメージを受けましたが、その中でも特に影響を受けた施設だと思います。

これから外客が増え、新しい街が賑わうことを期待しています。

「ここは新しい羽だ。」

いいコピーですね。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-