久しぶりのららぽーとTOKYOBAY
相変わらずの気持ちいい空間。
ららぽーと船橋は、開業時、そごう(百貨店)とダイエー(GMS)を核とした典型的な「2核1モール」だった。
その後、そごう、ダイエーが無くなり、増床を繰り返し大規模なサーキットモールに変身。
日本のショッピングセンターで2核1モールをここまで見事にサーキットモール化した事例はここが一番だと思う。
一度、造ってしまえば追加投資をやりたがらない日本企業において、モールへの追加投資を絶え間なく繰り返す経営には学ぶところが多い。
今回、行ってみて感じたのは「歴史を重ねたモール文化」です。
クアラルンプールの「1UTAMAショッピングセンター」やホノルルの「アラモアナショッピングセンター」のように古さは感じるけど古びれていない。
海外に行くとそういった歴史と共に落ち着きを感じるSCは多い。
今まで日本にはそれが無かった。
キラキラしたものを追いかけ、リニューアルを繰り返すことが正として取り組むSC運営。
でも、そればかりではないモール文化がようやく日本も訪れたということだと思う。
そんなことを感じながら見ていると何やら変わった店舗が。
「ららぽーとクローゼット」
リリースを見ると
「ウェブ予約できる複数ショップ横断の試着室や、3D計測データを元にファッションアドバイスがもらえる 「LaLaport CLOSET(ららぽーとクローゼット)」
「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY内に3月18日(木)オープン、キッズスペースやカフェラウンジも併設、ご家族づれでも楽しくご利用できるよう“新しい買い物のかたち”を提供」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/0317/
とある。
この文章を読んでもよく意味が分からないので、中に入ると、
いきなり、「レジがないんだけど」のコピー。
ますます「?」
店内にはららぽーと内に出店するブランドや商品が陳列されている。
聞くと、ブランドを横断してフィッティングが可能という。
メイクも試せるようだ。
ちょっとびっくりしたのは、「身体計測」
この中に入るとスキャンされて体形が測定されるという。
うーん、自分の体形が赤裸々になるということか。。。
その他、ラウンジや子供の遊び場まで。
ちょうど、コラボイベントも開催中。
&モールのカードディスクと連携し、ECとリアルを結び、かつ、ららぽーと内にあるブランドを横断する試み。
果たして、これがうまく根付くのかどうかは私には分かりません。
でも、今は時代が変わる時。
色々なチャレンジをしていくことが大切。
さすが、ららぽーと。
この時、思ったのは、「ららぽーとのセレクトショップ」もいいかも、です。
ららぽーとが出店テナントのアイテムをチョイスして「セレクトショップ」を作ってしまう。
そんな取り組みもリアルの場所では可能。
誰かの視点やセンスでセレクトした「ららぽーとセレクトショップ」
そこから店舗に誘導しても良いし。
リアルを持つ事業者の可能性は無限大ですね。