SCアンドパートナーズ

VOL.876 「ららぽーとクローゼット」

久しぶりのららぽーとTOKYOBAY

相変わらずの気持ちいい空間。

ららぽーと船橋は、開業時、そごう(百貨店)とダイエー(GMS)を核とした典型的な「2核1モール」だった。

その後、そごう、ダイエーが無くなり、増床を繰り返し大規模なサーキットモールに変身。

日本のショッピングセンターで2核1モールをここまで見事にサーキットモール化した事例はここが一番だと思う。

一度、造ってしまえば追加投資をやりたがらない日本企業において、モールへの追加投資を絶え間なく繰り返す経営には学ぶところが多い。

今回、行ってみて感じたのは「歴史を重ねたモール文化」です。

クアラルンプールの「1UTAMAショッピングセンター」やホノルルの「アラモアナショッピングセンター」のように古さは感じるけど古びれていない。

海外に行くとそういった歴史と共に落ち着きを感じるSCは多い。

今まで日本にはそれが無かった。

キラキラしたものを追いかけ、リニューアルを繰り返すことが正として取り組むSC運営。

でも、そればかりではないモール文化がようやく日本も訪れたということだと思う。

そんなことを感じながら見ていると何やら変わった店舗が。

「ららぽーとクローゼット」

リリースを見ると

「ウェブ予約できる複数ショップ横断の試着室や、3D計測データを元にファッションアドバイスがもらえる 「LaLaport CLOSET(ららぽーとクローゼット)」
「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY内に3月18日(木)オープン、キッズスペースやカフェラウンジも併設、ご家族づれでも楽しくご利用できるよう“新しい買い物のかたち”を提供」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/0317/
とある。

この文章を読んでもよく意味が分からないので、中に入ると、

いきなり、「レジがないんだけど」のコピー。

ますます「?」

店内にはららぽーと内に出店するブランドや商品が陳列されている。

聞くと、ブランドを横断してフィッティングが可能という。

メイクも試せるようだ。

ちょっとびっくりしたのは、「身体計測」

この中に入るとスキャンされて体形が測定されるという。

うーん、自分の体形が赤裸々になるということか。。。

その他、ラウンジや子供の遊び場まで。

ちょうど、コラボイベントも開催中。

&モールのカードディスクと連携し、ECとリアルを結び、かつ、ららぽーと内にあるブランドを横断する試み。

果たして、これがうまく根付くのかどうかは私には分かりません。

でも、今は時代が変わる時。

色々なチャレンジをしていくことが大切。

さすが、ららぽーと。

この時、思ったのは、「ららぽーとのセレクトショップ」もいいかも、です。

ららぽーとが出店テナントのアイテムをチョイスして「セレクトショップ」を作ってしまう。

そんな取り組みもリアルの場所では可能。

誰かの視点やセンスでセレクトした「ららぽーとセレクトショップ」

そこから店舗に誘導しても良いし。

リアルを持つ事業者の可能性は無限大ですね。

この記事を共有する

CONTACT USお問い合わせ

セミナーに関するご質問、企業研修・コンサルティングのご要望、
その他お問い合わせはこちらから。

VIEW FORM

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。岡山理科大学非常勤講師、小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-