SCアンドパートナーズ

VOL.875 「そろそろ統一セールを考えてはどうか」

年に2回、流通企業の年度決算に合わせて在庫処分の性格を持ちながら続けられた統一セール。

ここ数年、コロナ禍で密を呼ぶものとして自粛されてきた。

この統一セール、かねてより疑問を持っている。

「セールの開始時期をいつにするか」

これがずっと話題になってきた。

プロパーの立ち上がり時期、新商品の発売が話題になるならいざ知らず、それより「セールの開始時期」が話題となる。

不思議だ。

そして、セールにも前年比が出る。

セールで前年比を超えるのは名誉なことなのか。

セールで大きな売り上げとなる理由は、

 ①売れ残り、残品の量が多かった。

 ②お客様がプロパー値段に納得していない。

この2つではないのだろうか。

加えての疑問は、

「セールは日頃の感謝」→顧客は自分が買ったものが半額になるのがうれしいのだろうか

「統一することでセールにパワーが出る」→セールにパワーが必要なのか

「セールでは大きな売り上げになる」→利益は出ているのか。

SCなどの施設側は、セールに向けて、HPを改修し、事前のセール告知を行い、店頭に掲示するPOPを製作し、準備に早出残業し、セールに向けた打ち合わせ時間コストを費やし、当日の誘導警備員を増やす。

これらを合算した総額と歩合賃料と比較した損益

計算したSCはあるのだろうか。

そろそろディカウントは、欧米のように各ブランドに任せ、施設側は、季節感のあるイベントや装飾でリアルの価値を作り出すことに専心するタイミングだと思う。

コロナ禍ではっきりしたリアルの価値。

立地と地域性で作っていく時代にSCはなったのだと思います。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。岡山理科大学非常勤講師、小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-