昨日のブログに書いたことが図らずも今朝の日経に掲載された。
タイトルは「家賃保証 実勢の2倍超も 将来性 過大評価し算出」。
ここでは個人投資家に対して過大なリターンを保証しながら経営が破綻したとある。
そしてそこには収益還元法の悪用があったと。
収益還元法とは、実際に得られる収益から資産価値を逆算するもの。
それには将来のキャッシュフロー、現在価値への割引率、総投資額があって初めて算出される。それを素人の個人投資家が精査するにはあまりにハードルが高過ぎる。
そして、昨日指摘した市場のセグメントのようなマーケティングの知識も無ければ、そのキャッシュフローの正確性も判断出来ない。
この事案は2重も3重にも盲点があるようだ。
この記事には足立区や練馬区には100棟以上のシェアハウスがあると言う。確かにシェアハウスに価値を見出しそこで楽しく暮らす人はたくさんいる。
料理好きのためのシェアハウス、車好きの集まるシェアハウス、シングルマザー向けシェアハウス、各社色々趣向を凝らしたものも多い。
今回は、ニッチ市場に入り込んだ不動産物件を見せかけの数値で隠し、そこに踊らされてしまったのか。
写真で掲載されている投資した女性の姿が 痛ましい。
早い解決を期待します。