今年も小田原市から「商業戦略推進アドバイザー」を拝命しました。
ということで、時折、小田原市役所へ。
この小田原市、通い始めて多くのコンテンツがあることに気付きました。
まず、箱根
インバウンド客にも好まれコロナ前はたくさんの外客が訪れていました。
そして、お城。
何と言っても駅から徒歩で行けるお城は少ない。
そして、海。
実は海が近く、漁港もあって、相模湾の幸が豊富に手に入る。
そして、小田原と言えば、かまぼこ。
駅から海へ少し歩いたところに「かまぼこ通り」があってなかなかの風情。
そして、東京にも至近。
新幹線で、東京まで34分、品川まで26分、私の利用する新横浜までは何と15分。
座るまでもなく到着する。
海も山もあり、当然に色々な特産品や工芸品も豊富にある。
コロナ禍で広がったリモートワークを絡めれば都心にオフィスがある人も十分に暮らすことも出来る。
驚くのは、先史時代から歴史が続くこと。
鎌倉時代は表舞台に。
そんなこんなでまだまだ多くのコンテンツがある。
ところが人口はかつて20万人だったものが今は20万人を割る。
でも、このポテンシャルを考えたら可能性は高い。
そして、これは私が勝手に思っていることなのだけれど、高台にあるお城から見る海の風景はまるでシアトルのエリオット湾。
シアトル、ウェスト・クィーン・アンから見たエリオット湾
小田原の海
雰囲気が似ていませんか?
この風光明媚な自然はナニモノに代えがたい。
シアトルと言えば、AmazonやMicrosoftや StarbucksCoffeeなどたくさんのビジネスが生まれてきた場所。
実は小田原、そんな立地じゃないかと思っている。
これまでの地方都市が目指すのは、新幹線を造り、高速道路を造り、橋を造り、企業を誘致し、と言った手法が中心。
ミニ東京の増産。
でも、これからの地方の活性化とは、その土地から萌芽を生むことなんじゃないかと。
東京から誘致するのではなくて、その土地、そこから全国に発信していく活動。
だから、海沿いの風景を壊す高速道路や街を分断する新幹線、そして、最近ではやたら高層化する建築物。
そんなことで地域は発展するのだろうか。
全米一住みたい街ポートランドでは高速道路の計画を白紙にしたばかりか、これまであった高速道路を撤去した。
街そのものの活力と個性、新たなビジネスやコンテンツを生み出す、シアトルみたいな、そんな生き方は出来ないだろうか。
街にお城があることで生まれる街へのロイヤルティ。
お城は街の中心地性を作る。
そんなことを考えながら、微力ですが、小田原市に貢献できればと思っています。
駅から見えるお城です。
将来、高層建築物でお城が見えなくならないことを願っています。