愛犬がいなくなって3年が経った。ペットがいなくなると心に穴が空くよ、と言われていたものを実感した。それは、心というより生活に穴が空くことだった。帰宅して玄関を開けると必ずそこいたはずが開けてもいない。朝起きると必ず横にいたのにいない。呼んでも来ない。生活に穴が空くとはこういうことだったのか、と。
ある国では、子供が産まれたら犬を飼いなさい、と言う。それは、小さい時は犬が兄弟のように遊び相手になる、そして思春期になる頃、犬は寿命を迎えて他界する。子供はものすごい悲しみに襲われる。そして次の犬を迎えると子供はその新しい命を大切に大切に考える。そして、成人して自分が巣立つ時、今度は、その犬との別れを経験する。
住宅事情でペットを飼うことが叶わないこともあるけど、この経験は変えられない。以前、マスターカードのCMで「犬のいる生活 price less」なんてキャッチがあったっけ。
もし、お子さんが犬が欲しいと言ったら飼ってあげてください。
もし、お子さんが生まれる予定があれば犬を飼ってください。
そこは、費用対効果、経済効率性、経済成長率なんて、何のこっちゃ、ですから。