自社のECサイトで買った商品を店舗で渡したいというメーカーが現れた。これに対して店舗の売り上げにならないからと反対、拒否するSC企業が多い。
この話、2012年のZOZOTOWNの始めたWEARに対するSCの反応に似ている。
WEARは店舗にある洋服についてるQRコードを読み取ることで着こなしが分かり、そのままECサイトに誘導するもの。
この時もSC各社は反発。店舗に対して店舗内での顧客による撮影を禁止にしたり、メーカーに通達を出したり当のWEARにクレームしたり。
でも、今、店舗内でQRコードを読み取るなんてゴクゴク普通な話。
もう6年前。
いつまでSCはアナログなのか。
いずれリアル店舗は、ECチャネルの一部になる運命。
ここはこのチャンスに反対運動なんてしてないで、受け渡し用の区画を借りてもらうとか、いっそのこと、フードコートならぬ、ピックアップ・コートを作って受け渡ししたいお店の並べたゾーニングも面白い。
集客の目玉になる。
もしくは、ショールーミング・コートなんてのはどうだろう。
ここの接客は売らない。あくまで商品説明。
スタッフも無理に売らなくていいから気楽に接客出来る。
でも、こうなったら、もう固定賃料は必至。
これまでのSCモデルの根底から覆る。
接客、MD、ロープレ、歩合賃料との決別。
無茶な話だろうか。