3業態が出揃いました。
2022年8月の売上高(各団体からの発表)
(日本SC協会)
8月度の既存SC売上の前年同月比伸長率は、総合で+15.8%となった。
前年同月は全国的に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置(以下、宣言等)が発出され、休業や時短営業の影響を受けたが、当年は宣言等が発出されない3年振りの夏休みとなり、前年に比べ帰省客や旅行客の来館が増えたSCが多かった。また、販促イベントなどを実施したSCも多く、来館者数増加に寄与した。
2019年と比較すると▲16.1%となり、7月の▲10.7%からは▲5.4ポイントとマイナス幅が大きくなった。これは同年8月に消費税増税前の駆け込み需要があり、その反動減によるものである。
(百貨店協会)
8月の売上高は26.1%増、入店客数は26.2%増と、共に二桁の伸びとなった。
8月は夏期休暇の帰省や旅行で人の往来が活発化したことから、新型コロナ感染状況がピークとなり、主要顧客の高齢層を中心に外出自粛傾向が見られたものの、前年の緊急事態宣言等による営業制限の反動や、各社が実施し好評を得た物産展やセールなどの企画催事、更には一部高級ブランドにおける価格改定前の駆け込みなども含め業績を下支えし、前年実績を上回った。しかしコロナ前との比較では、2019年比で14.1%減と前月より5.0ポイントダウンした。
(チェーンストア協会)
総販売額1兆1,056億円 店舗調整前98.2% 店舗調整後100.6%
令和4年8月度は、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大したが、政府からの行動制限要請は実施されず旅行や帰省など外出の機会が増えたこともあり、内食化需要は減少し食料品は苦戦した。衣料品は外出需要により動きは良く、住関品も行楽需要関連商品などの動きが良かったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった。
と、3つの業態共前年をクリア。
第7派の沈静化もあり、それぞれ前年を上回ったようですが、2019年比にはSCと百貨店は届かないようです。