日本SC協会から「夏季定例記者懇談会」(2022年8月3日開催)がリリースされました。
資料はこちら
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https://www.jcsc.or.jp/wpjcsc/wp-content/uploads/2022/08/SCPR2022_8_1.pdf
この定例記者懇談会は、毎年、夏と冬の2回、開催されています。
発表を見るとこの半年(1月~6月)で開業したSC数は19か所
昨年の上期は12か所でしたので、それを上回っています。
今年の下期(7月~12月)の開業予定は18か所、2022年の開業数は、19+18=37か所となるようです。
開業したSC内のテナント業種構成比(店舗数ベース)を見るとアパレルが増加し、サービスが低下しています。
このあたりの数値は最終的にどうなるのか、年末を待ちたいと思います。
今回、発表された資料はとてもよく分析されている上、キーワード毎にまとまっていてとても分かりやすい内容となっています。
多方面の調整が必要なこういう資料の作成は本当に大変です。
ご担当の方のご苦労に敬意を表したいと思います。
1点気になったのは、「売上報告の効率化に向けた提言」です。
ここでは、SCで標準的に行われている売上報告、売上金預かりについてデジタル化によって効率化するとありますが、世界的にはキャッシュレスの流れにあるので、それを前提にもう一段、踏み込んだ提言が欲しかったです。
恐らく、この先、現金を前提にしたこの仕組みは続かないと思うので、その時、売上の把握や賃料収受はどのように行うのか。
方法も変わってくるのではないでしょうか。