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「不動産賃貸業」であるショッピングセンター(SC)、その本質はどこにあるのか。
SC事業の経営・開発・運営のあり方を探り、事業評価法を学ぶ。
●「不動産賃貸事業」としてみたSCの収益構造・賃料形態とは
●事業力あるSCの経営・マーケティングをどのように行なっていくか
●SC事業投資に際して、どのような目線で評価をしていくのか
●収益向上に重要な「リーシング」実務とは何か
ショッピングセンター(SC)の経営は、不動産賃貸事業でありながら、消費者ニーズを満たすマーケティング力を備え、しかもサービス業として空間・接客・集客・イベント力などの実務を備えることが求められるなど、特殊性あるビジネスといえます。モノが売れない時代に突入し、生き残りをかけた激しい競争がSC間で続くなか、SCごとの「事業力」をいかに備えていくかが、重要なノウハウとして求められています。
その「事業力」を検討するためには、SCを取り巻く事業環境や今後の行方、収益構造の基本とあるべき姿、不動産業としての賃料形態と契約概要、テナントミックス(店揃え)、リーシング実務など時流把握といったSC特有のビジネスモデルの理解が必要です。
本セミナーは、SCの事業力向上に不可欠な必要知識として収益構造を学び直し、体系的に整理・解説いたします。また事業投資・評価をするための経営・運営上のポイントも学んでまいります。
講師紹介
講師 | 西山 貴仁 |
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所属 | 株式会社SC&パートナーズ 代表取締役 |
略歴 | 東京急行電鉄株式会社において宅地開発、土地区画整理事業の企画、地元調整、認可申請、工事監理など街づくりを担当。その後、商業施設の業務に移りSCの企画、開発、運営、リニューアルを多く手掛ける。2015年11月(株)SC&パートナーズ起業。現在は、商業施設に関するコンサルティング、企業研修、セミナー講師など幅広く活動している。2004年SC経営士取得、(一社)日本SC協会SC経営士委員会委員、SC経営士会幹事、SCアカデミー指導教授、その他雑誌連載など手掛ける。宅地建物取引士、青山学院大学経済学部卒。 |
セミナー概要
Ⅰ)SCの事業構造と評価軸
1 ・ SCを取り巻く今日的課題
2 ・ SCの収益構造
・ 収益・経費構造の基礎理解
・ テナントの損益分岐点
・ 投資の経済性評価
3 ・ テナント売上分析
・ テナント売上高の分析手法
・ テナント指導とコミュニケーション
・ テナントの役割と期待
4 ・ SC賃料のメカニズム
・ SCの賃料形態
・ 固定賃料、売上連動型賃料
・ 賃料決定のメカニズム
5 ・ SC運営スキームの多様化
・ 直営型、賃貸型、業務委託型の類型別運用方法
・ 類型別メリット・デメリット
・ リスク分散型パススルー型MLP・M契約
Ⅱ)SCマーケティングの新潮流
1 ・ SCマーケティングとは
・ 近代マーケティングの限界/運営マーケティングの台頭
・ マーケティングマネジメントの潮流
2. SCリニューアルの考え方
・ リニューアルの類型と目的/テナントミックスのあり方
・ リニューアルの功罪
3. SCプロモーション戦略
・ SCプロモーションの階層構造
・ SCプロモーションを販促と呼ぶことの功罪
・ SCプロモーションにおけるデベロッパーとテナントの役割分担
4. SC競争戦略
・ これまでのSC競争戦略/ターゲットを絞らない戦略/競争しない競争戦略
Ⅲ)不動産収益をたかめるリーシングマネジメント実務
1 ・ リーシングを成功に導くための条件
・ リーシングの基本実務
・ 賃料・共益費など誘致条件の考え方
・ 一般的な賃料設定方式
・ 共益費などランニングコスト
・ 保証金・敷金などのイニシャルコスト
・ リーシングスケジュールの作成方法
・ 「募集要項」作成のポイント
2 ・ 収益を向上させる契約締結の実務
・ リーシング業務関連プレーヤーへの理解
・ 収益向上のための契約方法
・ 契約締結後のフォロー業務
・ 続出する「賃料値下げ交渉」への対応策
・ テナント退店への対処方法――退店情報の収集と後継テナントの確保
Ⅳ)質疑応答
開催日時 | 2016年5月25日(水) 13:00〜17:00 |
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会場 | アイビーホール 東京都渋谷区渋谷4-4-25 TEL 03-3409-8181 ※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。 |
受講料 | 41,040円(1名様につき) (消費税および地方消費税 3,040円含む) ●同一申込書にて2名以上参加の場合は 38,880円(1名様につき) (消費税および地方消費税 2,880円含む) ※テキスト、コーヒー代を含む。 |