2022年4月11日、株式会社髙島屋から「立川髙島屋S.C.におけるリニューアルおよび百貨店区画の営業終了に関するお知らせ」がリリースされました。
そこには、「2023年1月31日(火)をもって立川店の営業を終了し、2023年秋に新たな専門店を加えた「立川髙島屋S.C.」としてリニューアルオープンする予定です」と書かれています。
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百貨店区画終了の理由は、「経営環境の変化に対応し、より地域のお客様のニーズに幅広く対応するとともに次世代顧客を獲得していくため、新たな専門店を導入し、これに伴い従来の百貨店区画は営業を終了することといたしました」と説明されています。
このリリースに接し、驚きと共に以下の5つを感じました。
1.また高島屋が一つ無くなってしまう。
横浜市港南台の高島屋の閉店が記憶に新しいところ。
また一つ、高島屋が無くなってしまう。
寂しい限りです。
2.百貨店がまた一つ無くなってしまう。
関東圏でもこの他、プランタン銀座、西武小田原店、伊勢丹府中や相模大野、前出の高島屋など徐々に百貨店の閉店が続き、閉店または専門店形式への転換が進んでいます。
3.百貨店では対応できない?
リリースに説明されている「地域のお客様のニーズに幅広く対応するとともに次世代顧客を獲得」は、百貨店では対応できないのだろうか、という疑問です。
4.社員数
リリースでは売上高8,150百万円(2022年2月期)に対して従業員数が140名(2022年3月)との記載。人の多さに驚きます。
5.ビジネスモデルとターゲット市場
小売業から不動産賃貸業へ収益モデルを転換することになるものの、ターゲット市場は引き続き消費市場。
人口減少、少子高齢化、ネット社会、厳しいことに変わりはありません。
立川エリアは駅周辺はもちろん郊外にも大型RSCも多く、消費市場における競合環境は近年激しくなっています。
これまでターゲットにしていた市場以外にも視野を広げることが大切になる。
言うは易し。
リニューアル、期待しています。
参考「港南台バーズ」
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https://scandpartners.jp/blog/post-9191