SCアンドパートナーズ

Vol.737 「イオンモール Nagoya Noritake Garden/BIZrium名古屋」

開業が2021年10月、なかなか行くことが出来ずにいましたが、ようやく。

このプロジェクトが最初に発表になったのが、2019年4月9日。

その時のリリースにはこう書いてありました。

イオンモールの新たな事業フォーマット オフィス複合型商業施設の開発計画 「(仮称)ノリタケの森プロジェクト」について
イオンモール株式会社(以下、当社)は、新たな国内需要の発掘を実現する施策として、これまで当社が取り組んできた商業施設開発とは異なる新たなビジネスフォーマット“働く人と企業を支えるオフィス複合型商業施設”を構築し、その1号店として愛知県名古屋市西区則武新町に出店します。」(2019年4月19日イオンモールリリース)

2019年4月と言えば、コロナ禍前。

まさか一年後に緊急事態宣言が出て、店舗が休業になるとは考えていなかった頃。
でも、このリリースには「国内需要」との記載。
インバウンド消失をまるで予想したかのように。

次の発表が、2020年1月

「これまでとは異なる新たな商業施設開発と“働く人と企業の成長を支えるオフィス”を融合する事業フォーマットを構築、当社は、都市型モールとしての文化性・利便性に加え、ビジネス拠点集約・移転需要も取り込むことで、新たなランドマークとして名古屋の魅力度向上に寄与できる複合型施設づくりを目指して参ります。(2020年1月31日イオンモールリリース)」

2020年1月と言えば、ちょうど、コロナで騒ぎ始めた頃。

ここでは、都市型モールと複合型施設づくり、この2つに注目していました。

そして、2021年8月31日、最後のリリースでは、

~イオンモールの新たな事業フォーマット オフィス複合型商業施設~「イオンモール Nagoya Noritake Garden」10月27日(水) AM9:00 グランドオープン「BIZrium 名古屋」 10月20日(水) 開業「新たな国内需要の発掘を実現する施策として、これまでとは異なる新たな商業施設開発と“働く人と企業の成長を支えるオフィス”を融合する事業フォーマットを構築、その1号店としてオープンします。」(2021年8月31日イオンモールリリース)

と力強い発表。

コロナ禍で想定通りとはいかなかったことは多かったと思いますが企画がしっかり踏襲されたように感じます。

ノリタケの森、ということで昔のままの建造物も多く、歴史を感じます。

敷地がゆったりしているので気持ちいい空間です。

イオンモールのエントランス。

上に見えるのがオフィス

モールの中に入ると近代的な商業空間




イオンスタイルもあり、食や物販も充実しているので、近隣の方には便利になりましたね。

今回は、レクチャーなど受けずに見るだけだったので深いところまで知ることが出来ず、オフィスとの連携などご苦労話をいつか伺いたいと思います。

名古屋はリニアもあり、名古屋駅の開発や最近では栄地区の再開発も進む。

しばらくはにぎやかになりそうな中部エリアですね。

【モール概要】
モール名称 イオンモール Nagoya Noritake Garden/BIZrium名古屋
所在地 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番17号
開店日 2021年10月27日
総賃貸面積 約37,000㎡(商業施設) 約22,000㎡(オフィス)
駐車台数 約2,100台
駐輪台数 約1,000台
敷地面積 約57,000㎡
延床面積 約140,000㎡
専門店数 約150店舗
核店舗 イオンスタイル名古屋則武
建物構造 鉄骨造6階建て(立体駐車場7階建て)

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-