今日から2022年1月28日の会期でSCビジネスフェアが始まりました。
コロナ禍で昨年(2021年)はオンライン開催となった全国大会。
今年は通常通りの「パシフィコ横浜」での開催となりました。
デベロッパー企業、テナント企業、サポート企業の参加によってショッピングセンター事業のビジネス交流が目的です。
その中でもこのビジネスに関わる人達が全国から一堂に会することで「賀詞交換会」的役割もあり、会場に行くことで普段会えない方々に会うことが出来ます。
コロナ禍で移動が制限された2年間。
会う機会が減った人達と久しぶりに会うことはとても貴重です。
でも、やはり出展者は減少しているようです。
ブースに立つ人も少なめ。
そんな中で感じた3つ。
1 展示内容は新鮮か?
モーターショーやゲームショーのようにその場で新たに発表されるものが見当たらない。
ホームページにあるような情報を造作やパネルや動画にしていて、この場に来ることで初めて見る(知る)情報が少ない。
毎年、この日のこの場所で新たにリリースされるようなものがたくさんあれば、この展示会はもっと魅力的になると思います。
2 SDGsか
短期間に相当の造作費と時間をかけて工事がされる。
時には徹夜も。
そして、会期終了と共にバリバリと一斉に取り壊される。
こんなことが全国の展示会場ではずっと続いている。
我々がやっていることは正しいのか。
3 今後も「展示会」というイベントは有効か?
多くの人を集め、密で行うことが前提になる交流会。
メタバースに置き換わる時代が早々に来るのでは。
4 人と人の交流は?
今後、上述の通り、たくさんの人を集めて、多額の資金をかけ、造作を施し、多くの廃材を出す展示会。
このようなイベントが、今後、10年、20年と続くことは考えにくい。
その時、人と人のコミュニケーションの取り方はどうなるのか。
SNSとYouTubeで育ったZ世代以降の人達はどのように考えるのか。
今日はこんなことを考えながら会場を後にしました。
コロナ禍が問いかけているように感じます。