今日は、すでに12月5日、すっかり掲載が遅くなりましたが、10月の各業界団体からの発表数値です。
アメリカなど欧米ではワクチンの普及と共にリベンジ消費(あまりこの名前が好きではないですが)に沸き、成長軌道に乗ったことに比べると日本は慎重な国民性なのか、生活態度が変わってしまったせいなのか、緊急事態宣言が明けても大きく消費が復活するということはありませんね。
飲食店の皆に聞くと戻りは70%程度、そして帰りもかなり早くなっていると言う回答が多い上にここへ来て新たな「オミクロン株」が登場。
在宅ワークも奨励されているようなので、しばらくはこの調子で進みそうです。
ただ、新聞を見ると最高益と掲載される企業も存在するので社会適合を進めているところとそうでないところの格差が生じているようにも思えます。
各団体からのコメントは以下の通りです。
◆日本SC協会
既存SC前年同月比売上高伸長率 :▲1.4% (参考・前々年同月比 : ▲3.9%)
緊急事態宣言等解除で通常営業に戻りつつあるが、売上は前年実績に届かず。
◆百貨店協会
1.売上高総額 3,848億円余
2.前年同月比(増減率)2.9%(店舗数調整後/3か月ぶりプラス)
3.調査対象百貨店 73社 189店 (令和3年9月対比-1店)
4.総店舗面積 4,927,526㎡ (前年同月比:-2.4%)
5.総従業員数 58,100人 (前年同月比:-2.8%)
6.3か月移動平均値 3-5 月 61.2%、4-6 月 44.9%、5-7 月 11.7%、
(店舗数調整後) 6-8 月 -2.5%、7-9 月 -3.4%、8-10 月 -3.9%
◆チェーンストア協会
※会員企業数 | 56社 / 店舗数 11,859店 | |||||
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※総販売額 | 1兆884億円 | (店舗調整前) | 103.8% | (店舗調整後) | 103.7% | |
<部門別の概況> | ||||||
・食料品 | 7,497億円 | (店舗調整前) | 105.0% | (店舗調整後) | 104.1% | |
・衣料品 | 614億円 | (店舗調整前) | 88.6% | (店舗調整後) | 93.4% | |
・住関品 | 2,000億円 | (店舗調整前) | 98.0% | (店舗調整後) | 98.6% | |
・サービス | 30億円 | (店舗調整前) | 136.8% | (店舗調整後) | 137.4% | |
・その他 | 742億円 | (店舗調整前) | 125.3% | (店舗調整後) | 125.5% |
令和3年10月度は、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が解除され、行動自粛などが緩和され内食化需要は減少傾向にあるものの、食料品の動きは良かった。衣料品は前半の気温高の影響もあり季節商品が苦戦し不調、住関品はまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった。