「月刊プロパティマネジメント」の今月号のテーマは、「鉄道会社のファンド戦略」
資産流動化法等が改正され、JーREITが出来たのは2001年
あれから20年の歳月が経ち、「今頃?」というのがこのタイトルを見た第一印象ではあるけど、これまで鉄道会社は多くの資産(特に遊休資産)を保有し、駅を高度利用し保有し運営しそこから利益を得ることで一定の利益を上げてきたし、その開発によって乗降客は増え、沿線人口は増えてきた。
しかし、2020年からのコロナ禍。
乗客は減り、都心では定住人口が減り、オフィスの空室率は上がり、商業施設の売上は減少し、観光収入は減り、ホテルの稼働は、、、。
単にビルを運営しているだけではこれまでの利益を確保できなくなってしまった。
ということは、保有資産の有効活用によるフローの収入から新規物件の取得や開発を通して資金を循環するビジネスも広げていく必要がある。
コロナ禍が背中を押したのかもしれませんね。
でも、流動化は資産を手放すこと。
その企業のコア資産とノンコア資産を明確に(冷静に)認識していくことが大切だと思います。
アイデンティティを大切に。