SCアンドパートナーズ

Vol.609 「ECの売上状況2020」

2021年7月30日、経済産業省から昨年2020年の「電子商取引に関する市場調査」が発表されました。

例年よりやや遅い発表ですね。

コロナ禍に入り、よほどECの取り扱いは伸びたのだろう、と思っていたところ、結果は、「前年比0.43%の減」

えっ、減?

と驚きますが、物販系は伸びているもののサービス系が落ち込み、集計すると2019年とほぼ変わらない取り扱い高となったようです。

細かく見ていくと、物販系は21.71%の増、サービス系は36.05%の減、デジタル系は14.90%の増。

やはり、旅行や興業のチケット販売などのサービス分野などが大きく落ちているようですね。

これを他の業態と比べると以下の通りとなります。

この1年半、ECの伸びが指摘されてきましたが、肌感覚として物販系がわずか20%程度の増と言うのがちょっと意外でした。

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事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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