家計調査から消費支出の推移を出してみました。
日本国民の所得が伸びていないことを指摘されることも多いですが、ここ数年はアベノミクスもあり、多少上向いていたもののコロナ禍で大きく下落していることが見て取れます。
ここで言えることは、
1.20年という単位では消費は下降の一途。消費支出をターゲットとする事業者は限られたパイを奪い合う構図は厳しくなっていること。
2.そして、コロナ禍は、下降を促進してしまったこと。
3.コロナ禍の状況は、大阪地区の蔓延防止等重点措置や東京、宮城の感染拡大とワクチンの進捗を考慮すると当分は続くことが予想されること。
4.ビジネスには、状況に即した一段の創意工夫が必要であること。
5.2020年の消費の落ち込みは、家計への資金滞留もあり、この間、行動を抑制された消費者は、コロナ明け、リベンジ消費が予想されること。
このグラフを見ながらこの5つを考えています。