SCアンドパートナーズ

Vol.517 「スーパーマーケットじゃないスマートマーケット」

未来型ディスカウントストア「パレッテ高座渋谷店」に行ってきました。

場所は、大和市。

小田急江ノ島線「高座渋谷駅」から350m。

駐車場を入るのにゲート(バー)がありません。

しかし、課金システムが完備されています。

その説明は後ほど。

まずはこのポスター。

まるで「Amazon go」

さてさて、どんなものかとQRコードからアプリを検索してダウンロード開始。

これがアプリ。

インストールして、クレジットカードを紐付けて準備完了。

ということで店内へ。

ディスカウントストアと言うだけあって陳列は段ボール。

そして、商品に付いているバーコードを自分のスマホでスキャンしていきます。

とにかく安い。

一般の店舗の半額くらい?

通路も広いです。

生鮮3品は、加工したものと冷凍のものが多いですね。

買い物を終え、こちらの専用レーンからレジへ。

ここにスマホに表示されたQRコードをかざせば完了。

これがレジです。

事前に登録したクレジットカードから後日引き落とされる。

見ているとスマートレジを利用する方より、通常のレジに並ぶ人の方が多そうです。

レジの列を横目に駐車場へ。

ここでは違うアプリを使います。

駐車場料金精算アプリ。

https://www.pitdesign.jp/smartpark/

この自動精算機に自分の車のナンバーを入力すると、画面に「この車ですか?」と自分の入庫時の写真が現れます。

確認ボタンを押して、またまたQRコードをかざしたら清算完了。

ということで、「車を停め、店内に入り、買い物し、レジを通り、駐車場清算まで」人との接触(会話)は清算レジのところで操作方法を確認した店員さんだけ。

最低限ですね。

コロナ禍において目指すべき自動化の第一歩という感じでした。

この店舗は昨年末にオープン後、いくつかのレポートがネットに掲載されていますが、どれもSKUとか、ディカウントフォーマットとか、MDとか、そういったレポートが多かったのですが、行ってみて分かったのは、「重要なのはそんなことじゃない」ということでした。

このお店は、とにかく「未来の店舗のテスト」だと思います。

実際に利用してみて、アプリのダウンロードから商品のスキャンから駐車場の清算まで慣れないから結構大変でしたが、これも慣れの問題。

確かに品揃えは隣にある「いなげや」の方に軍配は上がる。

でも、ホームページにも記載される「スーパーマーケットからスマートマーケットへ」

未来のお店のあり方を考える。

そんなお店です。

まだまだ改善の余地はたくさんありますが、まずはチャレンジをする企業姿勢。

さすがイオン。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-