今日は、リアル会場セミナーでした。
場所は、大阪ビジネスパーク「クリスタルタワー20階」
コロナ下で行うリアル会場でのセミナーは、感染対策を施しながらの開催です。
参加者は、机に1人ずつ、ソーシャルディスタンスを取って。
私の前には透明のボードを設置して。
もちろん、マスク着用の上でのトーク。
これまでのように立って話すことは出来ず、ホワイトボードを使う時だけ席を立ち、後は座ったまま。
いつものペースでは出来ず、慣れるまで汗がダラダラでした。
でも、こんな時にも参加してくださる方がいらして、本当に感謝です。
4時間の長丁場、お付き合いいただき、ありがとうございました。
今回は、ショッピングセンターの動向やトレンドに始まり、契約、賃料、売上の構造、緊急事態宣言下での休館による賃料請求権、コロナを経たSCビジネスのあり方などを私の視点を織り込みながらの解説。
今回の肝は、コロナ禍など感染症による変化と今後厳しくなるであろうテナントリーシングとビジネスモデル。
特にDCSオンラインの連載でも提示したVC型SCの取り組みです。
これまでのように商品リスク、在庫リスク、雇用リスク、内装リスクなどを出店者のリスク負担としてきたことに対し、直接的に関与することで出店者の企業成長を支援し、そのリターンを得る仕組みです。
もちろん、すべてがすべて、このようになるわけではありませんが、これも1つの形としての提示です。
これまで路面で人気のある中小の店舗をSCへ誘致し、うまくいかなかった時の負担はすべて出店者。
大きな損失を負うのは出店者。
これでは社会的正義に反するのでは無いか。
そんな課題感もあり、方法はどうあれ、SCも店舗に責任を持とう、という発想です。
全国のSCのテナント数は16万。
この16万のテナント区画をどのように運用していくのか。
ポストコロナ、SC事業者は、真剣に考えないと大変なことになってしまいます。