今日は、今年のSC経営士の合格者たちから続々と「合格しました!」の報告が届いています。
頑張った甲斐がありましたね。
残念だった方もこれであきらめずに初志貫徹、来年も再チャレンジお願いします。
そこで合格した方にお願いが3つあります。
まず、一つ目。
1.資格は取得してからがスタート!
「SC経営士取ったけど何も変わらない」「SC経営士取ったけど意味無かった」と言う方が少なからずいます。
これはSC経営士に限らず、他の資格試験でも同じことです。
税理士でも司法書士でも公認会計士でも、何でも同じ。
持っているだけでは何も意味をなさない。
資格はあくまでタイトル。
SC経営士に合格したならば、SC経営士会の活動に参加し、皆で切磋琢磨をしないと意味が無い。
ネットワークだって広がるわけも無い。
とにかく活動に参加しましょう。
ただ、SC経営士は「民間資格」です。
持っているからと言って何か特別な法律行為を出来るわけもなく、持っていなくてもSC経営(運営や開発)に従事することに何ら支障はありません。
だから、「SC経営士なんて意味が無い」と言われてしまうのも仕方のないところ。
ということでお願いの2つ目。
2.宅地建物取引士を取ろう!
宅地建物取引士、いわゆる「宅建」
これは、SC経営士と違って「国家資格」です。
だから宅建士を取れば、不動産取引における独占業務「重要事項説明」という法律行為が出来るようになります。
駅ビルなどのショッピングセンターは不動産賃貸業。
宅建取得はマストの資格です。
ところが、自ら賃貸(自らの資産を自らで賃貸)の場合、宅建士の資格は要りません。
自分の会社の所有しているショッピングセンターの区画をテナントさんに賃貸する際は、この重要事項説明という行為は不要だからです。
だから「うちでは宅建を取る必要は無い!」と主張する先輩が必ず会社内にいるものです。
でも、待ってください。
今の時代、そのショッピングセンターがいつまでの自社のものである保証はありません。
また、仕事の領域を他人資産を賃貸するような業務へ広げていく可能性も十分にありますし、他人資産を賃貸する会社に出向や異動になることだってあります。
その時になって慌てふためかないために、自分のためにも、宅建士を取ることが大切なのです。
(くれぐれも「宅建は取る必要は無い」と逃げ回っているような先輩の意見を聞いてはいけません)
そして、宅建士は、不動産の知識に付随して民法や税制や法令上の制限まで広く学ぶことが出来ます。
そして、名刺に「宅地建物取引士」と表記すれば業界では一目置かれるし、転職だってアドバンテージです。
自分をマーケティングするため(社会的な価値を上げるため)にも是非取得してください。
そして3つ目
3.後進へつなげよう!
今年は自分が頑張ってSC経営士を取得しました。
今度は、その行動を後進に伝播してください。
会社の中でSC経営士が塊になれば、企業力は倍増。
あなたが背中で後進を引っ張っていくのです。
これまで苦労した学習を無駄にしないためにも。
先は長い!
でも、まずはおめでとうございます。
残念ながらのコロナ禍。
大人数での祝杯は出来ませんが、その分、静かに自分をほめてあげてください。