2020年10月のデータが揃ったのでアップします。
まず、ショッピングセンター、百貨店、チェーンストア。
昨年10月が消費税導入による落ち込みがあったせいで「コロナ禍による落ち込み」を吸収したような格好です。
それほど、消費増税による買い控えや前倒し消費が昨年あったということですね。
では、商業動態統計から見るとどうなるか。
見事に「各種商品」と「織物衣服身の回り品」が上の業態別と同じ動き。
頷けます。
しかし、無店舗販売の伸びが半端ない。
昨年の落ち込みを取り返すような動き。
明らかに買う場所が変わってしまったようです。
では、コロナ禍による人の動きはどうか。
こちらは東京都。
相変わらず、小売り、レクリエーションと乗換駅の動きはほとんど変わっていません。
やはり、10月の売上の戻りは昨年の消費税の反動であることが分かります。
そして、心配なのは大阪。
徐々に人の動きが停滞してきていますね。
ここ数日の大阪のひっ迫度合いを見るとまだまだ停滞しそうです。
10月、前年比が多少良かったとしても足元の人の動きは変わっていないことを前提に考えないといけないようです。
新型コロナウイルスは、2月以降も「指定感染症」のままのようですので、この動きを「ニューノーマル」と考えて対処しなければならないでしょう。