SCアンドパートナーズ

Vol.490 新都市型SC「そよら」を見た率直な感想

新都市型「そよら」の一号店「海老江」に行ってきました。

(今日は率直な意見を書きます。ご関係者の方で気分を害されたらごめんなさい、ご容赦ください。)

場所は、阪神電車野田駅から徒歩数分

駅前では無いものの住宅と業務(町工場や事務所)などが混在する日本にはよくある街並み。

でも、最近は高層マンションが多数建設されているそうです。

この「そよら」コンセプトが面白い。


ということで新都市型を標ぼう。

野田駅前に大きなイオンスタイルがあるので、その差別化の必要もあったのでしょう。

新しい取り組みです。

造りは、SMを核にしたショッピングセンター。

NSC規模のSCですね。

核はイオンスタイル。

最新鋭のレジが圧巻です。

このイオンスタイルの横にちょっとしたオープンモールの通路が通ります。

両側がテナント(専門店)区画です。

(イーゼルがすごいね)

外付けの店舗ファサードが並びます。

下の写真は、2階から見下ろしたところです。

そして2階に上がると広場があり、そこを店舗が囲みます。

ちょっとした昼下がり、ここへ来てのんびりするのはとても気持ち良さそうです。

ここまでは、コンセプトも企画がとても良いのですが、ちょっと残念だったのが、「動線」「環境」「視線」でした。

2階広場にカラーコーンが工事現場のようですね。

2階の奥はちょっと怖い感じがします。

工事費高騰の折からでしょうか。

店舗ファサード。

外側(街)に向けた外壁は、もう少しデザインが欲しかった。

周囲の高層マンションを見えなくしたらもっと良かったですね。

圧迫感があります。

今回、コンセプトや新都市型という企画はとても良いので、設計とデザインをもう少し頑張って欲しかった。

商業施設の開発は、権利者との長い長い交渉期間、工事費や地元との調整や行政との許認可など多くのハードルを越えていかなければなりません。

イオンの開発力は本当にすごいからこそ、細部にこだわって欲しかった。

このコンセプトは、人口減少、高齢化社会の到来にきっとマッチするはず。

期待してます、新都市型「そよら!」

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-