ショッピングセンター運営の営業担当、フロア担当向けのテナントコミュニケーション技術の研修を依頼されることが増えました。
売上が芳しくなく、集客も伸びないこの時期、テナントスタッフのモチベーションの鼓舞はどこのSC運営でも課題になっているようです。
その中でこんな質問を受けます。
「コミュニケーションのコツは?」
この質問に対して、いつもこのように答えます。
「コミュニケーションは質より量です」
もちろん、何事も質が大切なのですが、ことコミュニケーションは量が大切だとかねがね思っています。
たまにしか来ない人より、頻繁に来てくれる人の方が親近感も湧きます。
たまにしか声をかけてくれない人より頻繁に声をかけてくれる人を信頼します。
ビジネスの交渉局面でも、初対面で交渉を始めた時は険悪な雰囲気でも、幾度となく対話することで徐々に着地点を双方で見つけるように努力し始めることもよくある光景です。(もちろん、交渉が決裂することもありますが)
テナントさんから賃料の減額をお願いされる時、普段会ったことの無い人が突然やってきて「賃料を減額して欲しい」と言われてもあまりいい気持にならないのは人情というもの。
これが日頃コミュニケーションを取っていれば「実はさぁ、営業が芳しく無くて、、、」と切り出せば、その後の会話はスムーズに進みます。
コミュニケーションは一方通行ではなく、双方向。
この双方向の会話量が結果コミュニケーションの質を高める。
「コミュニケーションは質より量」
そんな経験はありませんか?