SCアンドパートナーズ

Vol.470 「商業動態統計2020年8月の分析」

2020年9月30日、商業動態統計が発表された。

そこには次のように記載されている。

商業動態統計速報(2020 年 8 月分)-緩やかに持ち直している小売業販売-2 0 2 0 年 9 月 3 0 日
「当省公表の 8 月分の小売業販売額(税込み)を指数化し、季節調整を行った指数水準(2015 年=100)は 103.2 となり、季節調整済指数前月比は 4.6%の上昇となった。
前月比を業種別にみると、機械器具小売業が 8.9%の上昇、飲食料品小売業が 1.1%の上昇となった。
また、季節調整済指数の後方 3 か月移動平均における 8 月の指数水準は101.4 となり、前月比は 4.8%の上昇となった。
これらを踏まえて、「緩やかに持ち直している小売業販売」とした。 」(大臣官房調査統計Gサービス動態統計室)

これを読む限り、全体ではコロナ禍の影響から少しずつ回復しているようだ。

ただ、分野別に見ると少し違う。

それがこのグラフ

これは発表数値の中からショッピングセンターや百貨店で取り扱われている分野を取り出してグラフ化した。

分野別で異なる動きをしていることが一目で分かる。

この状態が3月までに回復するのか、はたまた2021年4月以降も続くのか、この選択が来期の予算編成に大きく影響することになる。

皆さんの分析はいかに。

グラフを印刷したい方は下記から。

コロナ後の売上推移

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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