ようやくメルカリに出品したものが売れた。
メルカリを始めたキッカケは、タレントさんが「メルカリはとにかく面白い」と評価していたことを聞いて、「じゃあ、やってみるか」と思ってのこと。
で、アプリをダウンロードした。
「でも、待てよ、何か、売れるものはあったかな」と家の中を物色。
ようやく見つけた「ネクタイ」と「クラッチバッグ」を出品した。
それぞれをいくつかの方向から写真を撮りアップ。
説明も書き、値段も買った時の値段より相当下げて。
待つこと一か月。
何の音さたも無い。
周囲からは売れた売れたと聞くのにまったく微動だにせず。
値段かなと思い、下げてみる。
撮り方かなと思い、写真を変えてみる。
と、ポツポツといいねが押されるけど、一向に買い手は付かず。
そのうち、値下げ交渉も書き込まれ、だんだん疎遠に。
ところが先週、突然「売れたので発送してください」とメルカリからメッセージが。
慌てて見てみると確かにネクタイが売れている。
でも、今週は、出張に出ていたので買った方に「しばらくお待ちください」と返信。
その方からは「急ぎませんので大丈夫です」と快い回答。
ホッとするも、さて、どうやって送ったら良いのか。
どうやって包む?
どこへ持って行く?
匿名って?
送ったらどうなる?
お金はどうやって振り込まれる?
などなど全くの素人。
で、見てみると定型のサイズだと結構安価な郵送料のようだが、このネクタイと専用袋は定形外。
とにかく段ボールに挟み、包装し、コンビニへ。
そこの端末からバーコードを取り出し、レジに持っていって発行された送付伝票を貼って完了。
やれやれ。
で、このネクタイの売価は1,980円。
先方が到着の確認後、メルカリの手数料と配送料が引かれて振り込まれるらしい。
だから、手残りは1,000円くらいか。
商品を選び、撮影し、掲載し、日々アプリをチェックし、値下げ交渉に対峙し、売れれば梱包し、コンビニに行って発送し、送付確認を送る。
どれくらいの時間を費やしただろうか。
延べ時間は何時間か。
私は、これを「この時間は機会費用では無いのか」と感じてしまったのだ。
自分は、この費やした時間は他に出来ることがあったのではないだろうか。
そんなことを思ったのだが、テレビで観たタレントさんの意見は違っていた。
その方は、
「何か売れるものはないかな」
「これをどんな風に撮影しようかな」
「いくらで売ろうかな」
「どんな方が買ってくれるのかな」
「どんな使い方をしてくれるのかな」
と考えるのが、メルカリの良さだし楽しい理由だ、と言っていたのだ。
確かにそうだ。
その方は、見知らぬ人とのやり取りも楽しいとも言っていた。
本当は捨ててしまうものが誰かの役に立つ。
リサイクルになればエコだ。
メルカリは、不要なものがリサイクルされ、必要な方に移っていく。
メルカリは、売れるまでのプロセスとコミュニケーションを楽める。
メルカリは、捨てられるものが幾ばくかのお金に変わる。
良いことづくめではないか。
そんな理解を今回の経験を通して感じた。
でも、恐らく、私はもうやらないと思う。
与えれた一日24時間。
私は他のことに今しばらくは使いたいと思う。
誰にも平等に与えれた一日24時間。
これをどう使うか。
それは人それぞれの価値観に依存する。
これを改めて考えたことが今回の一番の収穫でした。
(アップしていたクラッチバッグは削除しました。)
確認したら、出品したのは去年の2月。
とすると売れるまで1年。
商売が下手かもしれません。(笑)