SCアンドパートナーズ

Vol.328 交通網の整備は地方に有益なのか

地方の人口減少が止まらない。

地方活性化のためと新幹線や高速道路や大橋を整備する。

「全国どこへでも自由に行ける」、「地方に住む人にとっては自分の住む街の利便性が高まる、悲願だ」と言う。

一見良いことに見える。

でも、それが地方の衰退の原因の一つではないか、と感じている。

それは流出だ。

例えば、

上越新幹線や関越自動車道が出来て新潟が発展したか。

瀬戸大橋が出来て四国は発展したか。

徳島は百貨店の無い県になると言う。

直近だと、北陸新幹線が出来て金沢が発展しているか。
むしろ、東京から日帰り出張圏になってしまい、企業は金沢の営業所や支店を閉めたりしていないか。
ホテルばかりが立ち並ぶ市街地が形成されていないか。

これらの日本の国土造りの結果は、人口減少がその成否を表しているのではないだろうか。

もし、新幹線や高速道路や大橋の建設が地方の発展に寄与したならこんなに地方の人口減少と経済の衰退は起っていないはず。

とても難しい問題だけど、今もなお、高速道路も新幹線作り続けられている。

私の故郷、静岡に帰ると「伊豆縦貫道」という大きな高架橋を下田に向けて山の中に作っている。

「今更、これ、だれが使うんだろう、、たぶん、これでまた流出が進むなー」

といつも見ながら思うのです。

税金の使い方、人口減少を止めることに費やさないといけない。

ポートランドは、高速道路の計画をすべて白紙にし、これまであった高速道路を壊して公園にした。

日本と真逆だ。

それでも全米一住みたい街になっている。

この差は何でしょう。

この記事を共有する

CONTACT USお問い合わせ

セミナーに関するご質問、企業研修・コンサルティングのご要望、
その他お問い合わせはこちらから。

VIEW FORM

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員、渋谷109鹿児島など新規開発を担当。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。岡山理科大学非常勤講師、小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒、1961年生まれ。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-