SCアンドパートナーズ

Vol.238 「東京が1日22時間?」

昨日、このコラムで「群馬は通勤時間が短いから毎日往復2時間かける東京より1日が2時間長い」

「だから群馬は1日26時間!」

と書いたら、読者から「そうじゃなくて東京の時間が2時間短くて22時間じゃないですか?」とコメントいただいた。

確かにそうとも言える。

東京では通勤で2時間、時間と疲労コストを支払い、1日22時間で暮らしている。
だから忙しさに拍車がかかっているのか。

これを計算してみると、
2時間/日×5日/週×52週/年=520時間/年
520時間/年×40年(会社人生)=20,800時間
20,800時間÷24時間=867日
867日÷365日=2.4年

40年間、通勤すると一人あたり2.4年分の通勤コストを支払う計算となる。

東京都全体に当てはめると、
750万人(東京都就業人口)×2.4年=18,000,000年

このうち、25%の人が痛(つう)勤をしていると仮定すると、
18,000,000年×0.25=4,500,000年

東京都の平均年収612万円だから4,500,000年×612万円=27,540,000,000,000円の通勤コスト。

0がたくさんあっていくらなんだか分からないけど、これが日本の生産性の低さの1つになっているような気がしてきました。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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