昨日、このコラムで「群馬は通勤時間が短いから毎日往復2時間かける東京より1日が2時間長い」
「だから群馬は1日26時間!」
と書いたら、読者から「そうじゃなくて東京の時間が2時間短くて22時間じゃないですか?」とコメントいただいた。
確かにそうとも言える。
東京では通勤で2時間、時間と疲労コストを支払い、1日22時間で暮らしている。
だから忙しさに拍車がかかっているのか。
これを計算してみると、
2時間/日×5日/週×52週/年=520時間/年
520時間/年×40年(会社人生)=20,800時間
20,800時間÷24時間=867日
867日÷365日=2.4年
40年間、通勤すると一人あたり2.4年分の通勤コストを支払う計算となる。
東京都全体に当てはめると、
750万人(東京都就業人口)×2.4年=18,000,000年
このうち、25%の人が痛(つう)勤をしていると仮定すると、
18,000,000年×0.25=4,500,000年
東京都の平均年収612万円だから4,500,000年×612万円=27,540,000,000,000円の通勤コスト。
0がたくさんあっていくらなんだか分からないけど、これが日本の生産性の低さの1つになっているような気がしてきました。