昨日は、「Space on the station」で仕事でした。
このSpace on the stationは、西日本鉄道株式会社が2018年3月、自社SC「ソラリアステージ」の6階に開業させたレンタルスペース。
公式サイトには、
「レンタルスペース「SPACE on the Station」は、会議や商談といったビジネス利用をはじめ、ワークショップや仲間うちでの交流会など様々な用途でご利用いただけるほか、当社においてもセミナーやワークショップ等を開催いたします。」
と記載されているので、今、流行のシェアオフィスやコワーキングとは違うようだ。
でも、場所が西鉄福岡(天神)駅、西鉄天神高速バスターミナルの真上だからアクセスは抜群。
このダイナミックな天井は以前ここが飲食店だった時のものをそのまま利用したとか。
壁のレンガもレトロ感があってなかなか良い雰囲気。
中に入ると会議室が並ぶ。
大小13室がある。
今回はこちらの11番ルームと12番ルームを連結しての利用。
この11と12の2つを連結すると24名が収容出来る。
最大36名まで収容できる部屋があるらしいので次回の博多開催のセミナーの時は利用させてもらおうと思う。
駅上にこんなスペースがあれば便利だろうな。
さて、ここからが本題。
ショッピングセンターや商業施設にこういったワークスペースが必要か。
この答えは、「間違いなく必要だろう」だ。
これまでの経済成長下で衣食住に魅力を感じていた日本国民も人口減少時代、そして成熟世代となり、市民の関心事やニーズは、もう服飾からは遠のいている。
生活や仕事の快適性、働き方の多様性、充実した時間、社会への貢献、自己実現、健康寿命、老化防止、将来への備え、そういったものに関心は移っている。
にも関わらず、以前と変わらないテナントリストではショッピングセンターのテナントリーシングは難しいに決まっている。
今は「速い車より環境に優しい車の方がカッコイイ」
こういった価値観の変化は随所にある。
それをキャッチアップすることが「変化対応業」たるショッピングセンターの使命だろう。
こういったスペースは売上は上がらない。
だから、物販だったところがこういったスペースに置き換わればSC全体の売上高は減少する。
当たり前の話。
そもそも自分の売上げでも無いテナントの売上高をトロフィーにしている限り、この変化には着いていけないのではないか。
それが今回の答えです。